こんにちは冨永のむ子です。
応援下さったみなさまありがとうございました。
結果としては、
第二志望の私立にお世話になることに。
そう早い話が、
第一志望は予想通り落ちまして・・・
奇跡起きるか! と思いつつ
そうは問屋が卸しませんでした、
残念ながら😿
「第二志望」とあえて書いたのには
ただの強がり・・・
いや背景があるのです。
志望校を決めるにあたり、
息子とともにいくつかの説明会をまわりました。
春からお世話になるその私立は、
夏の時点では内申が足りず、うちには関係ね~と思いつつも、
近所だし説明会の日に
たまたま仕事が入っていなかったので、
まあ、行くだけ行くか、
程度の気持ちで出かけました。
が・・生徒や先生の雰囲気が、
これまで行った中で
一番彼なりにしっくり来たようで・・。
私にも、そこが感じとれました。
でも内申が若干たりない・・
ので・・
説明会の後に設けられた個別相談に参加。
順番に割り振られたまたま当たったのは、
今3年生の担任をしているという
女性の先生でした。
息子の(おとなしそうな)雰囲気を見て、
「あなたはきっとうちの学校に
合っている気がします。
でも、本当に後悔しない学校選びをしてほしい。
仮に併願であっても、
落ちていやいや行くのと、
二番目に行きたい学校だと思って通うのとでは、
高校生活が全然違う。
だからうちを受けて欲しい気持ちもあるけれど、
色々まわってみて、
本当に自分が行きたいと思う学校を
見つけてくださいね」
とおっしゃる。
本当にそうだなと私はうんうん頷きました。
講座やセッション中に、
人生を振り返っていただいた時に、
高校でも大学でも、
受験に失敗し不本意ながら通い、
若き日の大切な数年間を
不貞腐れた態度で過ごし後悔しています。
という方を
両手の指では数えられないくらい知っているから・・。
・・
似合わない服を
似合いますって言って買わせるセールスが
大嫌いなわたくし・・。
その誠実なあり方に、
すっかりハート射抜かれ
「ここいいじゃーん」と親子で盛り上がりました。
そして、その後のある日
息子がそこを専願にする、と言い出した。
当時の内申が
専願なら押し込んでもらえるギリギリで、
なんとかそこに行きたいと思ったようで・・。
それでもいいけどどうしたもんかね、
と思っているうちに、
その気持ちが彼を勉強に向かわせたのか、
二学期に成績が少しあがった息子。
おかげさまで併願でも受けられる状況に。
すると・・・
以前も書いたけど、
人ってどこまでも欲深いようで・・・。
彼の口から
これまで話題に上っていなかった、
公立の学校の名前が浮上。
12月に一人で公立のその学校に見学に行き
どうしてもそこを受けると言ってきかない。
一つ下の公立に行くなら、
私立のその学校に行きたい。
どうしても自分の限界を試したい・・と。
その頃の悲喜こもごもは
受験直後の記事に書きましたが、
12月から受験当日まで、
体や精神が心配になるくらい
勉強漬けになった長男。
彼より先に寝て、
彼より後に起きていた私は、
「これだけ頑張ったら
奇跡おきちゃうかもね~」・・・
なんてノー天気に淡い期待を抱く。
ものの・・・・そうは問屋は降ろさない!
奇跡は起こらず~
案の定公立は不合格でした。
本人は、あっけらかんとした態度。
やり切って
すっきりしているようにも見えるし、
悔しさを抑え込んでいるようにも見える。
これでも人の心をのぞき込む
専門家なんだけどな、私。
子供のこととなると、
からっきしダメ母ちゃんだわ。
頑張ったんだもの、
悔しくて当たり前じゃないの?
と、昭和な価値観の母は思うものの、
宇宙人の息子が
どう感じているのかは、
正直わからない。
落ち込んだ様子が殆どないまんま、
次男とテレビを見ながらゲラゲラと笑い、
「ママこれ買って!」と、
新生活の準備に入っている様子。
「悔しさを抑え込んでいるんじゃないか・・」と、
ものわかりのいいお母さんぶって、
「本当によく頑張ったよ」
とか、声をかけてみる。
昭和な私のイメージでは、
それで張りつめたものがゆるんで、
一緒に号泣・・・母が抱き留める・・
みたいな美しいシーンを想像してたんだけど・・
息子からは
「はあ? そもそも無理目を
狙ったんだから、仕方ないでしょ。
高校ではもっと勉強するし!」
と、受験が終わって読みはじめた
「羊と鋼の森」から眼を離さずに、
冷め~た声で諭される。
一緒に号泣してすっきりして、
明日からまた出直そうぜ!
みたいなつもりでいた
太古の青春ドラマを見過ぎの時代遅れのわたくし。
受験というイベントに
感動を求めすぎてた愚かなダメ母でございます。
息子の気持ちは、
息子にしかわからない。
いや、きっと息子ですらわからない。
それを勝手に詮索して
上がったり下がったりするのは、
あほらしい・・という結論。
あら、ふだんから塾生のみなさまに
「洗濯機の中に入るな!」なんていばってるくせに、
洗濯から脱水までどっぷりされちゃって、
すっかり干からびちゃったじゃないの・・(笑)
・・・
・・ってな感じで、
おかげさまで、というかなんというか、
無事高校が決まりました。
ちなみに、
第一志望は電車で一時間ちょっと。
朝の時間配分が変わるのを
覚悟していた私でしたが、
決まった学校は、
家から自転車で10分程度。
私の朝活・・・
散歩やお風呂も
これまで通りとなりそうです。
「奇跡が起きました!」と
得意げに報告したかったエゴは見事に打ち砕かれ、
日常の大事な朝の時間は死守されるという・・。
あ、実はそっちを願ってたんだな・・私が・・
・・ってことは
実は私が落ちるように呪いかけてたのかにゃ?
すまぬ!! 息子よ!
だってやっぱこういう朝陽とか見たいじゃない?
・・・でもまあ、
すべては神さまが
一番いいふうにしてるんだもの、
私のせいじゃないし!
第二志望合格、おめでとうってことで・・・。
とぶつぶついってますが、
息子と私のハートを射抜いた
女の先生にお会いするのが、
今から楽しみです。
入試が3月の県も多いみたいで、
受験生のみなさま、最後まで検討を祈ります。
人事を尽くして天命を待つ。
人間万事塞翁が馬
最後はそれに尽きますね。
気にかけてくださっていたみなさま、
ありがとうございました。
そして、
こうやって、毎日毎日。
母という病と闘いながら、
自分を成長させてくれる息子にも感謝ですな
というわけで、また!

