5日にサロンのテーブルを搬入しました。

 

路地裏なので、参道までで車はストップ。

参道に人がいない夜の時間に。

 

 

 

 

脚を組み替えると座卓にもなる

仕様を提案してくださったのは、

茅ケ崎の家具工房 イヌイット・ファニチュアの犬塚さん。

 

 

 

部屋の間口や階段が狭いことや、

ずっとい続けるつもりじゃないこと、

 

無垢板なので、

椅子なしで直に座るパターンも捨てがたい、

などなど、

汎用性のある空間にしたくて、

 

 

アンティークショップや

リサイクルショップなどもまわり、

 

無垢板と、高さの違う二パターンの脚を

ネットで買うというところに

落ち着きそうだったんだけど、

 

 

やっぱりずっと使うものだし、

ちゃんとしたいねって、

ことで、

 

 

昨年の夏に我が家のキャビネットと

テーブルを作っていただいて、

それがとても気に入っていたので、

 

忙しそうなので、

納期は間に合わなくてもいいやって思いつつ、

2月末に再び犬塚さんに相談したところ、

 

 

ちょうど

大きなプロジェクトが

終わったところだそうで、

 

 

4月の入居のタイミングに

頑張って間に合わせてくださいました。

 

 

最初に現地で打ち合わせをした時、

 

 

犬塚さんから、

 

「どんな場を作りたいですか?」

と質問されたの。

 

 

いかにも古民家カフェみたいに

リラックスを最優先するか、

 

 

気分が活性化する刺激を

与えるような場にするのか、

どっちがいいかって・・。

 

 

リラックスもいいけど、

あえて選ぶなら

当然、意識が変容する場!!

 

 

・・・なのに、

質問されるまで、

 

古民家だから、

そこになじむいい感じのテーブルに

してもらえばそれでいいやー、

 

くらいに思っていた自分は

なんと安易だったことか。

 

 

そうだよね。

 

いらしてくださる方にとって、

一番ベストな場は、

どんな場なのか・・・・

 

 

ただリラックス、とか、

ただ、あら素敵な部屋ねー、

じゃないんだよね。

 

 

これって、

広告のデザインなどでは

当然考えていたことだけど、

空間デザインだって全く同じだよね。

 

 

とても勉強になりました。

 

 

そう。

 

デザインの世界って

本当に奥が深いなって思う。

 

見た目だけじゃないんだもの。

 

 

WEBでも、紙でも、

そして空間でも、

 

見た目をいい感じにするところまでは、

センスがある程度あれば、

誰でもできる。

 

 

でも、

その背景に想いが宿っているか、

どこまでちゃんと設計されているか、

 

グランドデザイン・・・

土台の部分まで考えて

生み出されたものかどうか。

 

 

土台の部分って、

目には見えないようで、

そこがあるかないかで、

もたらす効果。。。つまり価値が全く変わる。

 

 

それは、

料理でもファッションでも、

・・・そして

 

 

一見機械的に流せそうな仕事だって、

そこをつきつめたら、

表にあらわれるものが変わる。

 

言い換えれば、

やっぱりそこにあるのは「愛」だから。

 

 

こちらの記事も参考になるかな。

 

作り手の想い、受け取る側の気持ち、その二つが結び合ってはじめて理屈を超えた力が働く。

 

 

上っ面の、その場の満足ではなく、

 

深い感動だったり、感激だったり、

たとえ一瞬のことだとしても、

記憶に残り、相手の魂にふれるレベルの

働きかけができるかどうか・・・・。

 

 

モノづくりに限らず、場づくり・・

講座やイベントも、もちろんそうですね。

 

 

口では簡単だけど、

本当に難しい。奥が深い。

 

でもだからこそ面白い! 

 

 

そして、そこを大切にして、

価値を提供しようと、

考えをめぐらせ、想いをこめることができる人こそが、

真のプロフェッショナルなんだろうな

あらためて思いました。

 

 

犬塚さんに、現地を見ていただき

打ち合わせしていて

 

 

天板の色も、

私たちは、部屋に普通になじむ

ダークブラウンを

イメージしていたのだけれど、

 

 

それだと、

よくある古民家カフェみたいだから、

明るい方が面白いんじゃないかなと、

 

椅子の色とあわせて、

ギリギリまで悩んでいいですよ、って

言ってくださったので、

 

二週間くらい、ずっとずっと悩んでました。

 

 

我が家のダークブラウンのテーブルが

ほんとにもいい色だもんで・・・。

 

 

夫と顔をあわせると、どちらからともなく、

どっちにしようか・・・と、

 

 

でも、最終的に

ご提案に乗ってみようということで

ナチュラルに。

 

 

椅子は一色の予定だったけど、

天板と脚がツートンなので、

それはどうですか?って相談したら、

 

 

犬塚さんも、

僕もそれを見てみたいと言ってくださったので、

2種類となりました。

 

今日、明るい日の下で初めてみたけれど、

なかなかいい感じで~。

 

 

 

テーブルが来てから

他を決めていこうと思ったので、

ぜんぜん途中と言えば途中だけど、

 

テーブルと椅子さえあれば、

後は身一つでできる商売なんで・・・

 

 

場ができたことで嬉しくって、

ついつい色々置きたくなるけれど、

 

ヨットハーバーに身一つで行ってたんだものね。

 

 

モノでごまかさずに

これまで通り、

身一つで勝負しないとですね。

 

 

この一連のテーブル作りのプロセスを通して、

 


自分のイメージの範囲を超えた

場づくりを体験させてもらいました。

 

 

アンティーク家具のお店を

めぐっている間に感じた、

るんるんした楽しさも悪くなかったけれど、

 

 

そこで決着をつけてたら

ただのショッピングで

終わってたかもしれない。

 

 

でも犬塚さんにお願いしたことで、

 

あらためて、

与えられた空間の意味や意図、

それに合う色やデザインについて

さんざん考えて・・・

 

・・なんというか、

 

脳みそを耕してもらった感じがしています。

 

 

予定調和に留まると

意識は拡大していかない。

 

 

ただの、

るんるんした楽しさだけでは、

インスパイアされない。

 

 

リラックスは大前提として、

リラックスし過ぎて

怠惰なゆでガエルになったらやばいもんね(笑)

 

 

犬塚さんが、私の脳みそを耕してくれたように、

 

彼の提案してくださった、

新しい空間を活かして、

私もより多くの人を

インスパイアしていこうと思う。

 

 

というわけで、

お部屋作りはまだまだ続きますが、

 

みなさまお待ちしていますねー。

 

 

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