「何にも興味を持てないんです。」
先日、カウンセリングで
辛い気持ちを話してくださったK様。
現在、婚活中だけど、
趣味がないと話が続かないし
そもそもマッチングされにくい
ということで、
趣味を見つけようと頑張ったけど
何にも心が向かなくて
ご自分のことを責めていらした。
「趣味を持てないって、
人としておかしいですよね。」
いや。いやいやいや！
そんなことはありません！
と、言うよりも、これは
言葉の捉え方や、取り組み方に、
何かしらのトラウマが
関わっているのだろうな、と
お話を聴きました。
トーン・コミュニケーターの
SOULKNOCKあきです。
K様にご了承いただいたので
カウンセリングの一部を紹介します。
お話を聞いて行くと、
そもそも婚活自体、実は
本心で望んでいなかったようです。
やはり、年齢や状況から
圧力や不安を感じて焦ってのこと。
本来、自然に出会い、惹かれ合い、
家族になって行きたいけど、
自然に出会うためにも
趣味は必要なのに、趣味がない。
結局「趣味」というキーワードで
動けなくなってしまうんですね。
ご本人の認識では、
何にも興味を持てない、と。
ところが日常を聴けば
本屋さんによく立ち寄る、とか
窓辺のサボテンを育てている、とか
かつおぶしにはこだわっている、とか
出るわ出るわ
「興味」や「好き」のかけらたち！
なのに、それを認めることができない。
K様がことごとく仰ったのは
「でも詳しい人ほどじゃないし」
「もっと追求している人もいるし」
「プロにはなれないなって」…
はいっ！ ココです↑！！
K様は、「趣味」をイメージした時
ほぼ無意識に
「趣味が転じて本を出しました」
「好きで続けてきたらテレビに出ました」
「周りに言われて講師になりました」
というような、
「趣味の世界ではごくごく一握りの
うっかり有名になってしまった
プロレベルの人たち」を思い浮かべて
私には無理…となっていたのです。
うん。そうね。
そのレベルを目指すのは大変ね。。
K様の、完璧でなければならない
という捉え方の奥には、
やはり幼少期からのトラウマがあり
そこは後日ヒプノでケアすることに。
とにかくカウンセリングでは
趣味へ一歩進められるよう
お話をさせてもらいました。
趣味は、下手っぴたちの楽園。
趣味だからパンを焦がしてもいいし
素焼きの器がひしゃげてもいいし
一度もシュートできなくてもいいんです。
K様が思い浮かべていたのは、
趣味から始まったとしても
すでにお仕事にしている人たち。
そうでなくても、周りから
絶賛されている人たち。
トップランナーです。
でもね。
なぜ人と人が出会うのに
趣味から入ると良いかって。
同じ目線で情報交換できるからです。
同じ体験から共感し合えるからです。
知らないことは教えてもらえるし
知っていることを確認し合える。
下手っぴだからいいんです。
もし、本が出るほど上手になったら
気軽に情報交換できなくなります。
教えるばかりになります。
同じ目線で話せなくなる。
もちろん、プロレベルになったら
プロ同士の新しいつながりも
できますけど、人数は減りますね〜。
「初心者」や「下手っぴ」は
最も人数か多いんです。
だから、つながりやすい。
婚活でも、友達作りでも、
誰かとつながりたいと思ったら
「上手」なんて必要ありません。
(自分の喜びのために上達したい
というのは自然なことだし、
ぜひ楽しみたいところですね。)
K様は、下手でもいいのか…
それなら、と、
実は、やってみたいことがあるのだと
話してくれました。
そしてまたそこに、
なかなか彼女が手を出せない理由を見つけ
ひとつアドバイスをさせてもらうと
K様は無事「趣味」を持てたそうです。
長くなったので、
その話はまた次回。
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