赤い夢
今日は奇妙な夢を見た。その夢は眼に映るすべての存在が、赤色であった。その現実が精巧に模倣された夢の世界で最初に見たものは書店だった。何かに呼ばれるようにそこへ入った。この世界で俺は幸運なことに自由に動き回ることが出来るようだった。その中で最初に見たものは「赤」が広がっている空間だった。よく見るとそれはどうやら何万冊と棚を埋め尽くす赤いハードカバーの本のせいだとわかった。そのうちの一冊を手にとってよく観察した。おかしなことに、題名がない。ぱらぱらと中を見てみた。白い箇所はどこにも無く、ただ毒々しい赤い色で埋め尽くされていた。もう一冊本を手にとり、ページをめくった。やはり赤い色で染まっていた。「つまらない本だ」と思った。見ると奥の方にも売り場があり、そこにはナイフが売られていた。それもやはり赤い色で怪しく染められていた。その赤は人の鮮血を思わせる加虐的な色合いを見せていた。実際、それはどう見ても家庭で使うような料理包丁ではなく、熊とも戦えそうな武骨なアーミーナイフだった。その一つを手に持って見ると、現実と同じ重みを感じたが特に不思議に思わなかった。「あなたは何を探しているのですか?」突然、後ろで声が聞こえた。驚き振り向くと、そこにはさっきまで何も無かった空間に、扉が出現していた。「何をお探しですか?」扉は半開きになっていて、隙間からのっぺりとして非人間的な男の横顔がこちらをのぞいていた。その質問に、自分がどう答えたのかは覚えていない。気がつくと布団の上で横になっていた。「・・・・・・あいつは?・・・」と一瞬混乱して夢で出会った人を探したが、当然そこはあの赤い書店ではなく、すべりの悪い窓と、点々と破れた障子のある、平凡な空間に自分は帰って来ていた。この夢は何かのメッセージかとその後真剣に考えた。すこし疲れているだけだとそのときは結論付けたが、やはりそうではなく、なにかこの夢は特別な存在に思えた。この夢で自分は自由に動ける。そしてこの夢はいままで幾度と無く同じシチュエーションで登場していた。最初のころは書店を見つけたところで現実にかえってきていた。しかしこの夢に存在できる時間は段階的に増加し、そして今日、新たな登場人物である「男」が現れた。これからこの夢がどのようなシナリオをなぞるのか、自分にはわかる道理はない。仮にこの夢がなにかのメッセージであるのならば、この夢のクライマックスシーンでわかることだろう。
![ゴス](https://stat.ameba.jp/user_images/2c/c8/10000567981_s.jpg?caw=800)
ショックな夜
知人の兄さんが死んだらしい。あまりに突然の知らせだった。まったくなにかの冗談かと思った。冗談であるならどれだけ良かったかと思った。その知り合いというのは親しい付き合いをしたことが無く、社会の陰の方を好む自分の性格と違い、常に光を発している人だった。街で偶然会っても、にやにやするか無視し合うか程度の関係しか間に存在していなかった。だから別に特に悲しむ義務も無く、学校であったら「まあ、頑張れよ」とか適当なことをいうだけでいいのだか、それでもなぜか胸が、心が痛かった。俺の家は仏壇を売ることを商売としているのだが、その知人の母親から仏壇の注文が入った。その電話の内容を聞き、今回の事件のことを知った。たまに学校で親の仕事について話をすることがあるが、「人が死んだら、死んだ分だけ儲かるんだから、いい商売だよな」と言った人がいたことを思い出した。そのときはへらへら笑ってうなずいたが、今こういうことになってしまって、そのときの自分の発言が猛烈に悔やまれた。人が死んだら儲かるが、しかし、それは単純に喜べない複雑な事情が存在することを改めて気づかされた。
![花と戦車](https://stat.ameba.jp/user_images/71/1a/10000502682_s.jpg?caw=800)
エロネタ
エロゲーは何歳まで楽しめるのか?だいたい18禁とか書いてあるあの黄色いラベルの注意書きを守ってるヤツは人間国宝級の大人物だと思う。自分は14歳で、2次元から2,5次元3次元まであらゆる分野のエロの世界に触れているが、そのどれにものめりこむことは幸運なことに無かった。そもそもエロゲーは企業的に体力のない会社が多いらしく、単にゲームとしての面白さはミジンコレベル。こういう幼稚なで不健全な対象からいい歳して離れられないのが「オタク」という人種に成長してしまうのだと思った。やはりエロを純粋に「うおっ!!すげえ!!」と楽しめるのは中学生のときだと思う。周りにもそういう話ができる人が増えるし。今のうちに楽しんでおくかな。