民主党佐賀県連代表の大串博志・衆院議員(比例九州、1期目)が、佐賀市で6月に行われた暴力団組長の葬儀開始前に斎場に出向き香典を渡していたことがわかった。大串氏は「軽率な行動だった」と述べたが、県連代表の辞任や議員辞職については「責任の取り方を後援会や県連と相談したい」と答えるにとどまった。参院選の公示(12日)が迫る中、県連トップの不適切な行動は選挙の行方にも影響を与えそうだ。
大串氏によると、同県久保田町で6月13日に刺殺された組長の葬儀が16日に営まれた。大串氏は式の約1時間前、1人で出かけ、住所と氏名を記帳して香典1万円を出し、遺族にお悔やみの言葉を伝え、約5分後に帰ったという。
経緯について大串氏は、15日に支持者の女性から「参列してほしい」と電話で要請があり、最初は難色を示したが「地元の議員さんらも通夜に参列した」と言われ、妥協案として葬儀開始前に訪れることにしたと説明した。
鹿児島市入りしている民主党の小沢代表は6日、報道陣に対し「どういう中身か分からないから、直接選挙にどうのこうのというのは今の時点で論評できない」とし、「皆さんから誤解を招くような行為は、特に国政に参加する者 は慎まなければならない」と述べた。
大串氏は金融庁銀行監督調整官から2005年9月、衆院選佐賀2区に立候補し比例で復活当選を果たした。今年2月に県連代表に就任した