こんにちは!たんぽぽです。
これ、もう随分昔の話しなんですが…
未だに忘れられない経験
人の言葉だけ聞いて、信じてはいけないと
マジで思った…
実は、私がお世話になっていた葬儀社に
僧侶の資格を持っていた上司がいたんですよね
私は当時、葬儀の司会者として働いていたんだけど
担当もやりたい
と思って、研修を受けていました。
この葬儀社の研修の方法は
いろんな先輩に付いて
実際の仕事を経験しながら、担当の仕事を勉強します。
でね~
この僧侶の資格を持ってる上司っていうのが
うんちく好き
おまけに、話し好き
だもんだから、研修に付かせて貰うと
いろんなうんちくを教えてくれるわけ~
私は、単純なもんだから…
「凄いな~」
「やっぱり僧侶だけあって、
いろんな事知ってるから、勉強になるな~」
って、ハッキリ言って尊敬の眼差しでみてたんですわ
なんてりっぱな葬儀屋さん
こういう葬儀屋になりたいってね~
私はというと、担当の仕事も
一人前に任せて貰えるようになり
仕事にガンガン燃えてた時期ですよ
ある日、会館を全部貸し切りにするような
大きな葬儀が入って…
うちの葬儀社は、もうドタバタ
その日は、式場が全部埋まってるくらい忙しかったのに
全部の出棺が終ったら、大慌てで
次の大型葬の準備をしないと、通夜に間に合わない
そりゃ、もうてんやわんやの大騒ぎさ~
でも、その時に葬儀をしていた遺族には関係ないんだから
まずは、今日の式を滞りなく終わらせるのが先
それが、私たちの務めなはず
そこは、きっちりしないとダメでしょ
私が、尊敬してた上司はね
今日の式の担当してたんだけど
明日の大型葬のことが、気になって仕方ないわけよ
スタッフは、みんな今日の葬儀に集中してたから
ミーティングで確認をしていました。
「今日は、弔辞ありますか?」
そいつ、なんて答えたでしょ
「なし!やらせません!」
「次が入ってるんだから、早く終わらせないと」
はぁーーーーっ
今、なんて言った
おまえさ~、いつも言ってたよね
「ご遺族の気持ちを一番に考えて~」とか
「葬儀屋たるもの~」とか
でました
大きな葬儀の為なら
他のお客さんは、どうでもいいわけね~
そのたった一言で、化けの皮はがれちゃったよね~
自分がそんな失言したことにも
気づかない、アホ上司が
はいはい
それまで尊敬してた自分がアホでしたわ
恥ずかしい。。
そう
口だけなら、なんとでも言える
典型的な例だったアホ上司
それからは、言葉ではなく
行動で人を見るようにしております
お勉強になりました合掌