昨晩,大喜びでお風呂に入り,いろんなところに確保してあった水入れ(蛇口つき水入れ,衣装ケース,バケツ)を片付けた。
これで,終わった…と思って…。
夜,水が出ない
しかし,午前3時頃,おしっこに起きたら(もうすぐ高齢者なので大抵1度は起きる),なんと水が流れないではないか。神さんも起きてきて「1時頃も出なかった」という。
もしかして,午前中に修理した水道管が外れてしまったのかと思って,サッシを開けて修理箇所の部分を懐中電灯を照らしてみるけど,なにも変化はない(土などをかぶせておかなくてよかった。確認しやすかったし)。
外に出て,元栓も見てきたが,しっかり開いたまま。しかも,メーターは回っていない。自宅内の漏水のためではない。
これは,もっと元の方で,何かの理由で…おそらく水道管工事のために…閉めてあるのに違いない。
朝になればわかるだろう…と思って,ふとんに入って寝ようとしたが,目が冴えてしまって寝られない。
このまま布団に入っていても時間がもったいないので,新しいパソコンに今まで使っていたアプリなどをインストールしながら過ごした。
そして朝
朝,おそらく何人もの方から,「水でなかったよね」と言われるだろうと予想して愛犬と散歩に出かける。
予想通り,みなさん,昨日の朝までと同様,水くみのために近兄の家に,山水をもらいに集まっていた。
このあたり一帯の水が先の方で止められているようだ。
散歩を終え,片付けたはずの衣装ケースをもう一度家の中に運び込みホースで井戸水を入れる。これでトイレは完璧。
飲料水はあと6Lはあるし,2L入りのペットもまだ2箱くらいあるので慌てなくてもいい。
あとは,食器や手洗い用の水の用意だ。またまた,片付けたはずの蛇口付き水袋に井戸水を入れようとしたとき,家の中から神さんの声が。
「水,出たよ~」
ちょうど,朝の7時を知らせる音楽がなったときだった。
やっぱり,そういうことだったんだね。
夕方,ポストに「お知らせ」が
今日は,NPOの仕事の関係で朝8時30分出発,午後4時帰宅だったので,これ以降の近所の動きは全くわからない。
このまま水が出るのか,夜になるとまた止まるのか…。
ふと郵便受けを見ると「珠洲市からの夜間断水のお知らせ」という一枚の紙が入っていた。
これによると,しばらくの間「午後10時から翌朝の午前6時まで」断水するという。
理由がわかったので,これで一安心。
夜くらいは,どれだけでも我慢する。
夜も復旧作業に当たってくれている人たちがいるんだから,ありがたいだけだ。
なんなら,もっと明るい時間も止めてもらっていい。
断水の時間さえわかれば,それまでに水を汲んでおくこともできるし,お皿を洗っておくこともできる。洗濯もできる。お風呂にも入れる。
しかし「なんだ,また断水か! やめてくれ!」
という住民の声も聞こえてきそう。
自分のところに水が通ると,まだ通っていない人たちのことを考えなくなる「心の弱さ」「わがままさ」を感じて,ゾッとする。わたしにもそんな心が全くないとはいえない。
みんなのところが早く通るように願う。
そのため,少々の断水は喜んで受け入れよう!