名残雪というにはあまりにも降りすぎで,情緒もない中,今日も宇出津まで買い物に出かけた。目的は,醤油と刺身だ。
高田屋のお醤油
わたしの自宅の醤油は,宇出津にある高田屋醤油さんの製品を使っている。品名は「甘露」。癖になる味。刺身がとてもおいしく頂けるんだよね。
そんで,長女の家にも送っているのだが,ちょうど切れそうだということで購入しようと思ったわけ。しかし、いつも購入いる松波の店にはなく,醤油屋さんの地元・宇出津にならあるだろうと思って向かったのだが,JAにはなかった。
次のお店に行こうと高田屋さんの前を通ったら,店の奥にちょうど社長さんの姿が見えた気がしたので,直接聞いてみることに。
話をお聞きすると,今回の地震で3棟の仕込小屋が倒れて,あと3棟も傾いているという。
上の2枚の写真は,高田屋のHPより転載
でも,みんな待っていてくれるので続けるつもりだと言っていた。
まだ水道は来ていないそうだ。道を挟んだ向かい側のおうちにはすでに来ているのに…。
結局,お店に残っていた,たった1本の小さな瓶の甘露を頂いてきた。
クラウドファンディングもする予定だということなので,そうなったら,みなさん,よろしくです。
紙子鮮魚店
同じ商店街の通りに,紙子鮮魚店さんがある。
FBで大将が「水が来たのでお店を再開します」「今日はサバの南蛮漬けを作りました」と書いていたので,行ってみることにした。
お店には,なつかしいお母さんがいた。あまり変わっていない。
「先生も、若返ったんじゃない?」と言われたので、このまま嘘をついちゃいけないと思って帽子を取って見せたら、笑われた(^-^)
ここでも,地震の被害のようすや近況などを話した。
で、南蛮漬けと,ブリと鯛の刺身を購入。
夕食には高田屋の醤油で宇出津港で揚がったお魚をおいしく頂いた。
鮮魚店に貼られていた絵など。
1年目の教え子
おいしい海鮮を頂き,ドジャースの試合を見ながらゆったりまったりしていたら,1年目の教え子から電話があった。
彼とはとても長い付き合いで,こうして時折電話をくれることもある。
地震後も心配してメールなどを送ってくれた。
彼の会社(彼はそこの社長だ)は、今回の地震で倒壊した家屋を撤去する仕事をするために,珠洲に来て仕事をするために、2年ほど仕事の拠点をつくるそうだ。もちろん,これは役所からの要請。
彼は加賀市に住んでいるので,週末には自宅に戻ることもあるだろうが,仕事が終わるまでは蛸島方面に住むらしい。
本格的に公費解体が始まるのだな
そういえば,拙宅の裏にある自主避難所にしていた鵜島生活改善センターや旧鵜島保育所にも,そういう業者の宿泊場所の拠点となるので,よろしくという連絡があった。
いよいよ本格的に,住宅の撤去が始まるんだな。なんだか,寂しい気もする。
ただ,教え子と会えるのはちょっとうれしい。
「焼酎もってくるね」とも言ってくれたし。
それにしても,今晩の大リーグの試合は見ていて疲れたな。
ピッチャーの肩が温まらないうちに交代交代となったからあんなに打撃戦になったのかなあ。しらんけど。