巨大地震発生! 大津波警報発令! | 世の中まとめて好奇心

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注:この日記は,当時を思い出して書き綴っています。

 

 

地震発生!

 

 

一度収まったと思ったのも束の間

午後4時6分頃,家族(祖父母+父母+孫2人)6人でテレビを見ながらバームクーヘンを食べていたときに,いきなり,これまでより強い地震が。

一昨年から地震になれているわたし(祖父)でさえ,「これはいつもよりも大きいな」と感じたくらい。震度4か5くらいか…。

その間,何もできずに,頭だけ炬燵に入れることを叫んでいた。

 

経験したことのない大地震

揺れが収まって数分たったとき,またもや大きな震動が襲ってきた。

今度は,揺れ方も揺れている時間も半端ではない。いろんなものが落ちる音も聞こえる。家全体が大きく揺れて,家が壊れるかと思ったくらいだ。これまでに経験した事のない,すさまじい揺れに,もしかしたら助からなかも…という思いもよぎった。

すぐ目の前の50型液晶テレビも落ちたが,いつ落ちてきたのか覚えていない。テレビのすぐ目の前にいた孫は,大丈夫だっただろうか。

「揺れが収まったら外に出るぞ」,と叫んでいたが,その揺れがなかなか収まらない。

 

外に避難

外に出ようとすると,戸が開かない部分もあったが,玄関から外に出る。外の玄関の下から砂が吹き出ていた。液状化だ。下の写真は,2週間後に撮ったもの。コンクリートと玄関タイルの間から,砂が吹き出していた(逃げるときは現在進行形だった)。とにかく,一緒に帰省していた猫も連れて外に出た。

 

向かいの家からの青年が,玄関ではなく,窓から出てきた。玄関が開かなかったらしい。

少しだけあたりを見渡すと,電柱が傾いているのが見えた。大きな揺れだったことを実感する(下の写真は,1月2日に撮影したもの。地震発生当日は,スマホを構える余裕もなかった)

そして,どうにか訓練通り,高台の道路につながる裏手にある道まで行った。そこには,すでに,近所の人たちが集まっていた。

 

 

高台へと避難

 

 

しかし,避難路は使えない!

しかし,この避難路は,12月下旬に降った大雪のため,大きな木が道を塞いでいて通りにくいことを,わたしや近所のあんちゃん(以後,「近兄」と略す)は知っていた(下の写真,地震後撮影したもの)。

しかも,近くのお寺さんの裏の山が,大きく崖崩れを起こしている。その崖崩れを見た人もいて,とてもこの崖に囲まれた狭い避難路を通って高台に行くのは,怖いという。

高齢者もいるし,余震のことも考えると,避難路を行くのは得策ではない。そうこうしている間に,神さんが,裏口に繋いである愛犬チョコを連れて来た。これで家族6人と猫と犬の避難が完了。あとは高台へ…。

そこで,行けるかどうか分からないけれども,自家用車に分乗して行くことにした。

 

偶然,車が外にある!

わたしの家の車は,2台とも電動シャッター付きの車庫にある。しかし,今は,電気が切れてしまっている。車庫の車はすぐには出せない。

昨年,農作業の為に手に入れた軽トラが近兄の駐車場にある。軽トラの荷台に乗って行けばいい。イヤ,そういえば,正月帰省した娘たちの車を車庫に入れるため,わたしのプリウスを外(土蔵横の駐車場)に出しておいたのだった。なんという幸運だろう。

わたしは,裏手から散乱した物資をかき分けて家に入り(もちろん土足で),車庫にかけてあるプリウスの鍵を持ってきた。ついでに,裏口にかけてある軽トラの鍵も。

プリウスに6人+2匹が乗り,高台の道へと向かう。途中,大きく隆起しているところがあったり,ブロック塀が崩れていたり…という道を通り,高台へつながる道へ向かう。

その坂道は,亀裂はあるものの車は通れる。ぞくぞくと歩いてのぼる人もいた。

 

とにかく,これで,命は助かった。

 

車から降りて,来た道を見ると,海が見えるのだが…。

 

2024/01/16 記