保全林の植物観察…雪の中 | 世の中まとめて好奇心

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 今年3月頃から定期的に行っていた保全林の植物観察。先日の雪がまだ残っていたのだが,予定通り行った。で,その感想を先に書くと,植物観察というよりも,冬の林の様子をじっくり観る事が出来た…という感じ。

 

 

  歩いて保全林へ

 

 通常ならば,軽トラで保全林前の駐車場(といっても草の上)まで行くのだが,今回は,そこまでの道自体がおそらく積雪20㎝以上あるので,大通りを入ったあたりから,ずっと歩いて行くことにした。一応,西洋かんじき(勝手に名前をつけた)を持っての植物観察だ。

 アスファルトのある道(いつも車で通る場所)を歩いて行くと,積雪の深い場所とほとんどない場所がある。下写真のように,杉林の中の道はアスファルトが見えるくらい,雪がない。

 

 クロサンショウウオの卵

 

 途中の小さなため池には,クロサンショウウオの卵塊がいっぱいあった。彼・彼女らは,この寒い時期に集まってきて,卵を産むらしい。成体もいた。

 

 うさぎの足跡と食べた跡

 

 うさぎの足跡はそこら中にあった。足跡を見ると,結構大きなうさぎのようだ。ある足跡をたどっていくと,木の根元の緑が出ている部分に行き着いた。そこにある植物の葉っぱの先が食いちぎられている。うさぎの仕業なんだろうな。現行犯じゃないから,わかんないけど。

 

 保全林の外周を歩く

 

 保全林の中は,この程度の雪なので,長靴のママ歩いていたのだが,外周(車が入るくらいの道)は,30㎝近くありそうだったので,かんじきを履いて進んだ。かんじきは5㎝ほど沈むだけで,結構使い心地がいい。これなら,「雪の保全林観察会」なども,計画出来そうだ。

 

 手入れされた森林は動物を育む

 

 植物観察のあと,保全林で育てているシイタケの発生工合を見てきた。直径1~2㎝くらいの赤ちゃんシイタケが,ぼちぼち出始めている。年明けには収穫できそうだ。

 歩いて帰る途中,もう一度,近くの森林を眺めてみた。人の手が入っている杉林は,倒木も少なくて積雪も少なく,これなら,冬でもいろんな動物が行動(採食)できそうだ。

 

 雪の中の散歩は,なかなか貴重な体験だった。疲れたけど。