道祖神巡り(横浜市都筑区川和台、池辺町、大熊町)その1 | 道祖神と第六天を巡って

道祖神と第六天を巡って

神奈川の道祖神とその周辺の第六天を巡っています

2012年01月07日巡礼

前回の巡礼は、横浜市都筑区川和町の
市営地下鉄グリーンライン西側と、
勝田町付近を巡り、締めは東山田町でした

今回の巡礼は横浜市都筑区の
グリーンライン東側です
そのセンター駅南口バス停が
スタート地点です

笹山団地中央・緑車庫行きに乗り

川和台バス停を下車(南方向を撮影)
バス通りを北に戻って、川和台交差点の先


西への階段を降ります

左側に祠

川和台の道祖神
横浜市都筑区川和台14-27
○○台や丘の町名の地区は
新興住宅街が殆ど、そんな中
良くぞ、道祖神を残してくれました
「クレーズヒル川和台」の大家さん
感謝です

・双体道祖神
安永四(1775)年
良く見るとこの道祖神、他とチョット違います
それは、実在の人物のモデルがいるのではと
思わせる表情です
伊豆系道祖神と共通しています


・馬頭観世音
道祖神とは相性が良いです、道に関わる
神ですから
道祖神は庚申塔と一緒の事も多いのですが
開発で移転集合がほとんどです

次は川和町の南東に向かいます

新興住宅地が続く、退屈な道です
県道12号の貝の坂へ出て、右側
貝の坂交差点方向に下ります

途中、左側の登り坂に入ると

左に御堂


川和薬師堂
横浜市都筑区川和町84-1
境内左に

ここは道祖神サイト以外で、知りました

川和薬師堂の道祖神 
左は

・青面金剛庚申塔
右が

・笠付型文字道祖神
文政五(1822)年
文字道祖神の笠付型は殆ど見ません

次は都筑区佐江戸町に移動します

南側の階段を登る方が近いのですが
この道が古道然としていて、何かありそうで
さらに南へ下ります
結局、何も無かったのですが
折り返して、丘の上に登ります

丘の上は、畑と果樹園のみで、民家すら無し
丘を下ると左側に、神社境内への道


正月用の茅の輪(ちのわ)


杉山神社
横浜市都筑区佐江戸町2020
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≪御由緒≫
勧請年代不詳、新編武蔵風土記稿には甚だ古い神体を祀るとある。慶長18年再興時の棟札が残されている。明治6年村社に列格。同16年社殿改築。 

 神奈川県神社庁HPより
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社殿左奥に
左は


「参明藤開山」
富士山の神聖な名号、富士講の碑ですね
右は

「御嶽三柱大神」
大己貴命、少彦名命、国常立尊の
御嶽山座王権現
木曽御嶽信仰は何でも有り
最も日本らしい信仰だと思います
アバウトさは好きなのですが
単に間口を拡げて信者を増やそうとする
姿勢は余り好きになれません

境内上から失礼したので

改めて参道入口です

坂を下って、中原街道の交差点に

正面、左角に

石塔二基
佐江戸の道祖神
横浜市都筑区佐江戸町1379
右は

・二十三夜塔
上部に梵字?
左は

・双体神祇道祖神

摩耗で年代は解読出来ません
ここ佐江戸は「サエド」≒「サイト」
道祖神由来の地名ですが
この道祖神の事かどうかは判りません

中原街道の佐江戸交差点へ北上します
その手前、左側に

祠(御堂?)

横浜市都筑区佐江戸町2057
これが地蔵尊かどうかは
確認出来ませんでしたが

石塔巡りでは、涎掛けは正直言って
邪魔です
地蔵尊=早世した子供の供養仏では無いのに
(信仰のしかたは自由で、良いのですが)
地蔵尊かどうか、すら判りません


さらに、中原街道を北上し
佐江戸交差点の先、左側の東漸寺の参道に

横浜市都筑区佐江戸町2154
左から

・堅牢地神塔

・青面金剛庚申塔
右の三体は

浮彫の地蔵尊ですが
庚申塔の特徴が無いので
普通の地蔵尊です

ここからさらに、中原街道を北上しますが
途中の山王神社は特に何も無とかで
次の都筑区池辺町の移動前で
一旦終了します

次回へ続きます