道祖神巡り(横浜市都筑区川和台、池辺町、大熊町)その2 | 道祖神と第六天を巡って

道祖神と第六天を巡って

神奈川の道祖神とその周辺の第六天を巡っています

2012年01月07日巡礼

前回の
道祖神巡り(横浜市都筑区川和台、池辺町、大熊町)その1
都筑の続きです(つづきの、つづき)

都筑区佐江戸から中原街道で
池辺へに入ります
「池辺」自体は難読ではないのですが
普通は「イケベ」なのにここの地名は「オコノベ」です
読めない!
いままで、難字として一番読めない難読地名は
藤沢市の「獺郷」
そしてそこの神社が、「獺郷子聖神社」
道祖神巡り(藤沢市宮原~菖蒲沢)その1
で紹介しています

まずは、池辺町八所谷戸に向かいます
途中、池辺町の杉山神社に寄ります

山王神社の先、右側に散策路の案内板が
有ったので、思わずその道へ
まあ、古道の趣はあったものの
特に何も無しでした
八所谷戸交差点を渡り

池辺杉山神社

こちらも村社です


拝殿です
すっきりした造りで好みです


「石塚」
力石の一種です
石塔の範疇に入れて良いかは分かりませんが
不思議な石造物です
杉山神社は近く同志でも
そfれぞれ個性が有りますね
この後もう一か所、杉山神社を巡りますが

ここから北上して、本命の池辺町八所谷戸の
道祖神へ向かいます
いい感じの古道を歩いて行くと、右側斜面に

覆屋がちらり
(右側に八所坂の案内柱)


池辺町八所谷戸の道祖神
横浜市都筑区池辺町2740

右は

・双体道祖神
享和二(1802)年
一見、僧形ですが良く見ると
左の女神の髪が長いです


・青面金剛庚申塔
こんなに厳ついのに、道祖神と同様に
花が手向けられています

次は、北上して池辺町星ケ谷へ

そのまま坂を越え、中原街道に出て北へ
星ケ谷交差点を渡った先、左側に

竹林

道路側に背を向けて、祠が見えます
登り口を探すと

右側に小道

木造の祠二宇と石祠
横浜市都筑区池辺町1815
右奥から

石祠と云うよりも石の覆屋です
石造物の断片が重ねてあるだけで
何かは分かりません
真ん中は

池辺町星ケ谷の道祖神

・双体僧形道祖神
天保五(1834)年
碑の形が独特ですが、久々の純僧形です
左手前が

左は丸彫りで地蔵尊
右は裾の形から、地蔵尊ではなさそうです
例によって涎掛けと襷が邪魔で
何か分かりません
単身道祖神の可能性だって有ります

次は池辺町東側の東方町の境に

その後行く東方町源東院へのルートです

星ケ谷交差点に戻り左折し、南東のバス通りに
殺風景な道なので、早めに南の道へ入ります

道に突き当たる、左側に

・石祠(流造)

中に銘が有るような、無いような
突当りは左の道に行きます
左側、都田幼稚園横の坂道を上り
次の突当りを右折
道なりに行くと、右側に下りる坂道手前に


来た道からだと視角なので要注意
反対側から撮影

池辺町の道祖神
横浜市都筑区池辺町3096-4
右は

・地神塔
左は

・兜巾型文字道祖神
嘉永三(1850)年

次は東方町源東院を目指します
道をそのまま進み

団子坂を下ります
突当り、食違いの交差点の右側
道の奥に祠らしき物が

地蔵尊の御堂でした
特に石塔は無し、残念

東方町源東院に行く前に、ちょっと寄り道
左折して、すぐ右折し北への道に
ここからが都筑区東方町です
バス通りに出ると、正面に龍雲寺参道入口
その左に

石塔二基
横浜市都筑区東方町779付近
右は


・堅牢地神塔
左は

・不明の坐像
銘や頭部と手が摩耗していて、判断材料無し
境内の外なので、単なる仏像ではなさそう?

ここから、バス通りを東に向かいます
やがて、左側に

東方天満宮
横浜市都筑区東方町1275
参道入口右側に

石塔二基
左は

・二十三夜塔
右は

・青面金剛庚申塔
髪型が単なる焔髪ではなく、不思議な形です
実は、境内に宇賀神の祠があるのですが
知らずに、境内に入らずでした

先を急ぎます

通りの左側に源東院
横浜市都筑区東方町1145
左の祠に

右は地蔵尊
左は
・青面金剛庚申塔
その右に

一番右は地蔵尊
二番目は単なる源東院の石碑


・日月三猿庚申塔
三猿がともかく大きいです
そして向き合っている珍しい庚申塔です

・石祠道祖神
笠付型文字道祖神とも云えそうです
年代等の銘は無しなのは、石祠の特徴です

次はちょっとした移動です
隣の折本町を抜け、都筑区大熊町に
向かいます

ところが、なんと
源東院の東側の道に

祠を発見
我ながら、良く気付いたものです


横浜市都筑区東方町1023-1

・青面金剛庚申塔
口紅が塗られているので
まるで大阪のオバチャン顔
「あんた、何やってんねん!!」
と怒っている様です

足元の邪鬼がオバチャンのダンナさんに見えます
ヒー!勘弁してやー!
それよりも、気になったのが
左右の肖像
この時は思はず、双体道祖神との習合かと?

草鞋もありますし
帰って調べたら、これは青面金剛さんに従う

二童子だったのですね

先も長いので、とりあえずこの辺で終了します
次回に続きます