道祖神巡り(横浜市戸塚区戸塚町~小雀町) | 道祖神と第六天を巡って

道祖神と第六天を巡って

神奈川の道祖神とその周辺の第六天を巡っています

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2011/01/08 訪問

横浜市戸塚区は大変広く
道祖神巡りも何回にも分けて行くことに
この日は、横浜市戸塚町から小雀町を巡りました

戸塚区の道祖神

戸塚駅西口から出発
旧東海道を南下し
八坂神社前の交差点を右折し北西の道へ
東海道のガードを潜り道なりに進みます
やがて上り坂になった辺りに新沢公園
右側の坂前方に鳥居
 
横浜市戸塚区戸塚町4408
右の円柱に 
 
 これが自体が道祖神とは思えないです
 
中央と右脇に石祠
・石祠道祖神?
どれが道祖神かは判別つかず
釈然としないまま、次の目的地
宮谷西公園の浅間神社へ

更に坂を登り続け、宮谷西公園の裏の道へ
途中
 
 東海道方面の眺望、随分登って来たわけです
この先、左に下る階段へ
 
右手に鬱蒼とした森を見ながら下ると
浅間神社の参道階段が
 
横浜市戸塚区戸塚町3275
階段上の境内の左に
  
 ・駒型文字道祖神
天保五(1835)年
普段はタヌキの置物等は、退かして撮影するのですが
妙に違和感が無かったので、そのまま
すぐ横にドンド焼き用の窪みがありました
もうすぐです

ここから、再び東海道方面に下ります
途中の道で
 
庚申塔群が
 
横浜市戸塚区戸塚町3450
偶然ですが、選んだ道が必然的に
 右から
 
・如来庚申塔
  
 摩耗で判別しずらいですが、これも
・如来庚申塔
 
・青面金剛庚申塔
  
・文字庚申供養塔
  
・青面金剛庚申塔
一番左は何故か撮影せず
よっぽど仏教の匂いが強かったか?

旧東海道の大坂を上ります
途中右側に、石塔群
 
横浜市戸塚区戸塚町3027
右から
 
何でしょう?
彫像には違いないのですが
  
・青面金剛庚申塔
・文字庚申塔(撮影なし)
  
・三猿庚申塔
ここからは順番あやふや
  
・青面金剛庚申塔
  
・青面金剛庚申塔
  
・青面金剛庚申塔
 
 ・三猿庚申塔
並びの写真に見えず、位置不明

訪問時、御年輩の先客がいらして
寸法を測ったり、メモを取ったり
パチリでお終いの自分に比べて
熱心な人がいるなと、感心したものです

新道との合流点手前を東に降り
戸塚町下郷に向かいます
 
横浜市戸塚区戸塚町2164
  
 ・隅丸形文字道祖神
明治十(1877)年
小さいですね、木の根元が似合います

この後、戸塚町長久保に向かうのですが
またまた、途中左に
 
庚申塔がチラリと見えて
右の道を真っ直ぐ歩いていたのに
手前が空地でなければ、普通は気付きません
  
横浜市戸塚区戸塚町2171-1
3基揃って
・青面金剛庚申塔

この先の下郷熊野神社に寄るも
石塔類は何も無し
さらに道を進み、長久保バス停付近
右斜めの道に入ります
坂を登り切った所に
  
石塔群
  
 横浜市戸塚区戸塚町2820-9
左側に
 
 ・駒型文字道祖神
明治七(1874)年
右側
 
 右から
・文字庚申供養塔
 
・青面金剛庚申塔
  
・青面金剛庚申塔
  
・青面金剛庚申塔
  
不明
ここまで切断されるのは 道祖神が多いのですが
設置位置が右側なので違いそう

南戸塚を西から東に巡って来ましたが
一気に柏尾川に下ります

道なりに東へ
柏尾川に下りる手前辺り
 
 ここはまだ古道の様相ですが
この先は味気ない住宅街になります
柏尾川に下りた辺りに
石塔群
 
横浜市戸塚区戸塚町730
一見、個人住宅の階段横にある様ですが
左の階段は奥の道へ続く謎の階段
 
右の方から
 
 ・青面金剛庚申塔
憤怒ではなく、苦渋に満ちた表情
哲学的苦悩の表情か
とりあえずの生活費が無いのか
合掌印が、「誰かお金貸して、お願い」に
 
・聖観音庚申塔
 
 ・青面金剛庚申塔
 
 ・兜巾型文字道祖神
明治三十一(1898)年
字が読めないです、予め知らなかったら
無理かも知れません

ちなみに、この辺は戸塚駅と同じ戸塚町
でもバスが通っていないので
駅まで歩いて30分以上
柏尾川沿いで平坦ですが、遠い

お次はいよいよ、戸塚区小雀町に向かいます

途中、日之出橋交差点手前に、
道祖神があるはずと、付近をウロウロ
 
 あっ!あれか
けれど、どこにも入口無し
フェンスによじ登り撮影
 
残念ながら全部、青面金剛庚申塔
それでも撮影
  
  
  
 無理な態勢で、足がつりそう
周りから見れば、単なる不審者
この頃から、道祖神以外に青面金剛様にも
親近感がわきつつあったのかも、知れません

目的の道祖神については、
後日在りかが判明して、再訪に

日之出橋交差点
 
右側に
  
横浜市戸塚区戸塚町1391
  
・駒型文字道祖神
文政十(1827)年
「道陸神社」の銘
道禄、道陸はあってもそこに神社
この組み合わせは、今のところここだけ
ましてや、梵語が上部に

戸塚区小雀町に向かう途中
栄区金井町をかすめました
その金井交差点を右折し、西へ
次の交差点、西角に
 
 横浜市栄区金井町1398
・片岩自然石文字道祖神
昭和16(1942)年

さあ、ここからが、大変でした
よく有ることですが、情報の住所が古く
当てもなく歩きま周ることに

 
富士山本門寺の脇道を行き階段へ
  
なにもわからず、古そうな道を行くのみ
  
おの小道に行くべきか、やめとこ
  
やがて、バス停小雀に
横浜市戸塚区小雀町1221-1
さっき上がって来た道との合流点で、尾根道の上
場所的に昔は交通の要所だったと思われます
だからこそ、この覆屋
 
 道標「右 とつかみち」やっぱり
もともと、ほぼここにあったとのではと
あと、連続して
 
 ・馬頭観世音3基
見事な馬絵です
 
  
馬は江戸時代・明治初期は流通の担い手
これらは近隣から、集められたのではと
そして
   
・庚申供養塔
ここでは庚申塔が脇役
珍しいです

すぐ先(西側)のバス停が「庚申塚」
何かあるかと言ってみるも何も無し
道祖神探しは諦めました

次は栄区田谷方面に坂を下って行きます
ただし、出来るだけ古そうな道を
 
横浜市戸塚区小雀町862
結局メインのバス通りに出た角に
まあ古道には違いなさそうです
戸塚区と栄区の区境でもあるので
  
帝釈天ですか、珍しいです
ここからは栄区ですね
  
これは、道すがらの石祠
何もわかりませんが、注連縄もあたらしいです
坂を下る右側に
 
 横浜市栄区田谷町1420
  
 ・自然石板文字道祖神
文字が異体過ぎて読めません
下部の「道祖神」のみハッキリと

さらに道を下って、常勝寺前信号を西の道に
右斜面の古木の下に
 
横浜市戸塚区小雀町486
・双体道祖神
文久三(1863)年
当日初めての双体です
この1枚以外、夕暮れで撮影全滅
後日、再訪することに

道を戻らず、そのまま西進
途中南側に入り、矢島幼稚園横の道へ
坂を越えて、田谷藤沢線に出ます
その右側手前角に
 
横浜市戸塚区小雀町225-3付近
  
バス停面谷戸
・双体道祖神
文化□□(1804~1818)年
最後に連続して双体道祖神

この後、田谷交差点に向かい、
栄区田谷町の道祖神を探すも、出会えず
情報の住所が違っていたのです

この回これにて終了
小雀へは再訪することに