えー、ほんとにほんとに告知が遅くてすみません(もうこればっかり)。
昨日から、霧降高原のチロリン村で、
開催中です。
霧降高原は日光キスゲの群生地です。
6月末から7月初旬にかけては、
高原のいたるところできれいな黄色い花を楽しめます。
なかでも随一の見どころはキスゲ平なのですが、
今年は休止中のリフトを工事しているため、立ち入りができないそうです。
そこで、氷屋の徳次郎さんがチロリン村で育ててきたキスゲを見ていただこう、と
今年はチロリン村内でキスゲ祭りを開催するそうです。
今週と来週の土日、チロリン村ではおいしい屋台がたくさん並びます。
当店も協賛させていただきました。
チラシを持参すると、一枚につきハーブのミニブーケを一束プレゼントします。
花たちの香りは、古くから魔よけとして使われてきました。
ハーブのブーケにバラを加えたものを「タッジーマッジー」といいます。
ペストやコレラなどの疫病が流行した時代、
ヨーロッパのひとたちはいつもこのタッジーマッジーを手にして、
人と会うときは花束で口元を覆って話すのがエチケットだったそうです。
今でいうマスクでしょうか。
近年になって、ハーブの芳香成分の中には除菌、抗ウィルスなど
空気を浄化するものが含まれていることが知られてきましたが、
昔のひとたちは体験的にそのことを知っていたのかもしれません。
タッジーマッジーはまた、
大切なお客様をお迎えする晩餐会の席に、
カトラリーの脇に添えられることもありました。
花言葉の意味をこめて、愛や感謝を伝えたと言われます。
日本でも、中世の文献を見ていると、
ひとびとが花に思いを託して文に添えたりするシーンがたくさんあります。
天のことわりを無心に信じて咲く花たちに
やさしい心を託したいという思いは、
古今東西を問わずひとの心に自然に浮かぶことなのかもしれませんね。
夏至のころのハーブはいちばん香りが高く、
薬効も高いと言われています。
ちいさな花束は、そのまま風通しのよい場所につるしておけば
ドライフラワーとして飾れます。
今日はリフレクソロジストの「ののはな」さんもお店に来ています。
キスゲを見た帰りにでも、ふらりとお越しくださいませ。