~日々soso~
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■3月 見た映画・DVD

◎『ドラゴンタトゥーの女』
◎『ミッション8ミニッツ』
 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
○『マネーボール』
 『ツリーオブライフ』
△『TIME』
○『神様のカルテ』
○『カンパニーマン』
○『スリーデイズ』
○『コンテイジョン』
○『息もできない』
○『猿の惑星』
 『フェア・ゲーム』

 『Jエドガー』
 『探偵はbarにいる』
 『ゾディアック』
 『ライアーゲーム』
○『永遠のこどもたち』
◎『情熱大陸×小栗旬』
◎『幸福な食卓』
 『愛のむきだし』
 『ディセンバーボーイズ』
△『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
 『28日後』
 『28週後』
 『乱暴と狂気』
○『アバター』
 『目撃』
 『聖なる嘘つき』
 『抱きたい関係』
 『バイオハザード3』
◎『キャストアウェイ』


■最近見た映画、DVD

◎『ミッションインポッシブル・ゴーストプロトコル』
◎『50/50』(フィフティーフィフティー)

○『リアルスティール』
○『世界侵略』
 『トランスフォーマーダークサイドムーン』
 『スーパー8』
 『カーズ2』
◎『カラフル』(アニメ)
 『ジュリエットからの手紙』
○『インハーシューズ』
 『しゃべれどもしゃべれども』
 『JUNO』
 『チェーンリアクション』
○『ザ・バンク』
 『ファムファタール』
 『ブラックダリア』
△『そのときは彼によろしく』
△『包帯クラブ』

◎『八日目の蝉』

~日々soso~-w.jpg

犯罪、悪事であるのにその愛の注がれ方に涙がとまらない




不倫相手(田中哲司)の子を身籠るも男から見放され、その妻(森口瑤子)からも責め立てられ、堕ろすしかなかった希和子(永作博美)。

やがてその不倫相手は妻との間に子供が生まれる。


「一目見るだけ…」


愛した人の子を生むことができず、愛した人には子供が生まれ、母親になれず大切なものを失った希和子は、生まれたばかりの泣き叫ぶその子をさらい、雨の中逃亡してしまう。


時が経ち、誘拐犯に幼き4年を育てられ、21歳と成長した恵理奈(井上真央)は、自らも不倫相手(劇団ひとり)の子供を身籠ってしまう。

歪んでしまった自分の人生を辿るように、誘拐犯である希和子に「薫」として育てられた小豆島での時間をもう一度確かめにいく…





角田光代 著のベストセラーが原作。監督は「孤高のメス」などの成島出。

子供を奪われた女、母親になれず他人の子を我が子のように育てた女、誘拐犯に育てられた子。それぞれの描かれ方が辛く切なく心を締め付けます。

永作博美 演じる希和子の逃亡の4年と、井上真央 演じる21歳へと成長した恵理奈がその4年を思い出し、人生を確かめるために小豆島へと辿る旅が中心となり描かれています。

希和子が「薫」に見せる笑顔は母親そのもので、泣き叫ぶ他人の赤ん坊(薫)に授乳しようとするシーンや、必死に逃げるなか、最後まで薫を気遣う別れのシーンには涙が溢れました。


井上真央 演じる成人した恵理奈(薫)が自らも不倫相手の子を妊娠し、母親となろうとしている今、安藤千草(小池栄子)との出会いから幼き4年を辿るために小豆島へと向かい、希和子との日々を思い出していく流れは、少女「薫」から大人「恵理奈」へとかわっていくようでもありました。


希和子と薫の愛が描かれる一方で、育てたかった4年を奪われた本当の母親の辛さは尋常ではなかったでしょう。

(※以下少しネタバレ)
その4年で恵理奈(薫)が覚えた‘お星さまの歌’を歌ってあげられず辛く泣き叫ぶ母親と、「お母さんごめんなさい!お母さんごめんなさい!」と繰り返す恵理奈の姿には、本当の母親にとっての気の狂うような辛さが悲しく伝わってきます。


愛を与えるもの、奪われたもの、探すもの…
善悪ははっきりしているのですが、女優陣の素晴らしい演技と、面白い(という表現にも疑問があるが)脚本と演出に引き込まれる作品です。


個人的には劇団ひとりさんの役は別の配役がよかったと感じましたが、他は非常に完成度の高い作品だと思います。

原作との違いの部分を強く批評しているかたもいるようなので、原作も読んでみようと思っています。



追記
終盤の写真館で感じる「愛」も泣けました。
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