◎『モテキ』
男として森山未來に殺意がわく
イケメンでも金持ちでもなく、とりわけモテそうでもないセカンド童貞男、藤本幸世(森山未來)。
ツイッターで知り合った松尾美由紀(長澤まさみ)と意気投合し、さらには美由紀の会社の同僚である金原涼子(麻生久美子)にもあれよあれよと立て続けに美人にモテまくる。
「って、コレって…きたのか…? 『モテキ』がーーー!!!」
誰しも訪れるという人生の『モテキ』が(再)到来した!と脳内パラダイスが加速するが、複数の美人にモテ、困惑する幸世は、誰と付き合うのか?誰とヤレるのか?誰が好きなのか?という欲望の狭間で右往左往する…
漫画も深夜帯のドラマも鑑賞済み。ドラマのクオリティーが高く、センスある作品だったため、期待する視聴者に対し、そのハードルを越えなければならない監督のプレッシャーはなかなかだったと思われる。
ドラマ版から引き続き、オープニング曲、フジファブリックの「夜明けのBEAT」は軽快で、鑑賞気分もアガる。それだけでなく、数々の哀愁漂う懐メロ名曲、ちょっとサブカル的な曲などの使い分けと使いどころ、監督や制作チームに非常にセンスが感じられる。
長澤まさみの登場シーンは眩しく、それに浮き足立った幸世の気持ちを映像にするとこんな感じだろうという演出のダンスシーンはこちらの気分も楽しくさせてくれる。一緒に出てくるキャストにも注目だ。
舞台経験も豊富な彼の側面も十分に見せられ、付加価値と能力のある役者であることは誰もがわかるだろう。
ちょっと年齢を重ねたウザイ女役の麻生久美子の演技も面白く、笑いを誘う。仲里依紗と真木ようこは、映画の尺度の問題もあってか、残念ながら前述の二人よりも露出は少なめ。
幸世の上司役のリリー・フランキーは、ああいうエロさの振る舞いに賢い役はハマり役と思われる。
ドキドキ、イライラ、モヤモヤを繰り返し感じながらも、客は幸世の恋愛をおもしろおかしく、時に自分だったら…と想像させ、カップルであれば鑑賞後の話にあーだこーだと華が咲くことだろう。
労せずモテたい!というような男の欲望を満たす主人公に世の男子は森山未來が嫌いになる可能性もなきにしもあらず。いや、なる。
恋愛コメディーとしては非常におすすめの作品です。
シチュエーション的に逆の感じの話で、吉高由里子 主演の『婚前特急』もよいです。
■最近見た映画、DVD
『奇跡』
◎『モテキ』
◎『八日目の蝉』
◎『阪急電車』
○『婚前特急』
○『パラダイスキス』
◎『ツレがうつになりまして』
○『日輪の遺産』
○『イリュージョニスト』
『アジャストメント』
『アンノウン』
★『ブラックスワン』
○『英国王のスピーチ』
○『岳』
『プレシャス』
『ヒアアフター』
◎『96時間』
◎『アンストッパブル』
『クロッシング』
◎『今度は愛妻家』
○『サヨナライツカ』
『ハナミズキ』
『GANT』
○『塔の上のラプンツェル』
『コクリコ坂』
『ザ・ファイター』
『ロビンフッド』
○『リミット』
◎『瞳の奥の秘密』
『マイブラザー』
『ナイト・アンド・デイ』
○『孤高のメス』
○『十三人の刺客』
『ローラーガールズ』
○『ハングオーバー』
○『ボーンコレクター』
○『ストーカー』
etc…
◎『モテキ』
◎『八日目の蝉』
◎『阪急電車』
○『婚前特急』
○『パラダイスキス』
◎『ツレがうつになりまして』
○『日輪の遺産』
○『イリュージョニスト』
『アジャストメント』
『アンノウン』
★『ブラックスワン』
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『ヒアアフター』
◎『96時間』
◎『アンストッパブル』
『クロッシング』
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○『サヨナライツカ』
『ハナミズキ』
『GANT』
○『塔の上のラプンツェル』
『コクリコ坂』
『ザ・ファイター』
『ロビンフッド』
○『リミット』
◎『瞳の奥の秘密』
『マイブラザー』
『ナイト・アンド・デイ』
○『孤高のメス』
○『十三人の刺客』
『ローラーガールズ』
○『ハングオーバー』
○『ボーンコレクター』
○『ストーカー』
etc…
◎『サマーウォーズ』
■日本アカデミー賞アニメーション賞獲得
夏休みにインターネットのコミュニティ世界『OZ(オズ)』のデータ処理のアルバイトをしている数学が得意な主人公の健二(ケンジ)と友達の佐久間(サクマ)。
ある日、健二は学校で一番の美女である夏希(ナツキ)先輩に、数日間一緒に実家に帰るというおいしいアルバイトを頼まれるが、その本当の目的を知ってオドオドしてしまう。
夏希の実家で健二は OZ からのメールを受信、数字の羅列を何かの連絡だと軽視して暗号を解いてしまったことがきっかけで、日本中、世界中を巻き込むシステムトラブル大事件へと発展してしまう。
夏希の田舎で大家族と共に世界を救うため、夏の暑い熱い戦いが始まる…
監督:細田守の『時をかける少女』のファンでもあり、期待して公開初日に新宿まで。席はほぼ売り切れながら、1人で映画を見る派の私は座席を2つとるというマイナス要素がないのでいつも良い席で空きがある。
作品は、インターネットで使うような言葉が沢山出てきて、人によっては拒否感が感じられそうだが、そこは監督と脚本家の手腕。
人物の柔らかいアニメーションと美しい風景、それとはまた違ったパソコンの中の仮想空間のオシャレでカワイイキャラクターが暴れ回りその迫力に盛り上がる。
夏休みの田舎でのいろんな世代の会話や出来事は、誰が見てもどこかに笑えたりホロリと共感する場面があり、家族が団結していくストーリー展開は見た者に『人と人の繋がり』『家族の絆』『助け合いの精神』を優しく伝えてくれる。
誰かが誰かを困らせてばかりで、自分のことしか考えず、そうして足を引っ張りあった結果をまた何かのせいにする。そんなことを繰り返している何処かの島国の人々は、この作品を見て自分たちの戦いかたを見直しながら、一人一人のサマーウォーズを頑張ってほしい。

