龍神を魂込めて描く龍アーティスト
一筆龍絵師の宙龍-soryu-です。
今回は、私が影響を受けた日本画家川端龍子(本名:川端昇太郎)の軌跡をたどり
大田区立龍子記念館をご紹介します。
龍子記念館は、近代日本画の巨匠と称される川端龍子(1885-1966)により、
文化勲章受章と喜寿を記念して1963年に設立されました。
展示室では、臥龍をはじめ、
スケールの大きな作品をたくさん観ることができます。
現在開催中の「画人生涯筆一管」という
龍子の力強い決意を込めた書道作品などにも心を揺さぶられました。
龍子記念館のそばにある龍子公園内には、
川端龍子自らが設計した晩年の邸宅とアトリエがあります。
開門は10時、11時、14時の一日3回。
記念館職員の方が、公園内を周りながら説明してくれます。
アトリエの入口前には、蹲(つくばい)があります。
よく見ると、◯△□の独特なつくりになっています。
◯△□を用いて画道を極めようとした龍子らしさを感じました。
上の写真はアトリエです。
絵の具や筆などが当時のまま並んでいます。
広さは60畳、天井の高さは4メートルあります。
龍子の作品は大きいのが特徴ですが、
アトリエはそのような大作を描くにも十分なスペース。
天井のジグザグ模様や扉の鱗紋は、龍を彷彿させます。
裏庭の小道の石の形を見ると、龍をイメージさせる鱗状になっています。
龍子の芸術観を反映させた四季折々の植物が楽しめます。
上野写真は、旧宅・持仏堂です。
持仏堂を飾っていた襖絵は、 伝俵屋宗達の桜芥子図襖(複製)。
畳の形は仏像をおさめる間にちなみ「卍」が浮かび上がってきます。
かつては、ここに十一面観世音と不動明王、毘沙門天が安置されていました。
毘沙門天は重要文化財に指定され、現在は東京国立博物館にて管理されています。
屋根の上に突き出たものは、
本来は鬼瓦などをとめる鳥衾(とりぶすま)と呼ばれるもの。
先端のうずまきのような家紋は、龍子がデザインした川端家の家紋です。
こちらは、関東に現存する最古の五重塔。
江戸幕府2代将軍徳川秀忠公が建立・寄進した建物で、
国の重要文化財に指定されています。
霊宝堂では、狩野派の展示を行っていて、
狩野常信作「波濤雲龍図」などの作品を観ることができました。
同時に、龍神様を描かせていただくことに感謝し、
誇りと決意をもって向きあいたいと思いました。
一筆龍 永吉堂
一筆龍絵師宙龍-soryu-が、お客様のご要望に応じて世界に一つだけの龍画を描きます。
一筆龍とは、胴体をひとつなぎで描く途切れない龍。『ご縁がつながる』『幸運・発展が途切れない』と縁起物として古くから親しまれてきました。
皆様の願いが叶うよう想いを込めてお仕立ていたします。
神社仏閣へ奉納した龍画と同じ龍神様を描くことも出来ますので、お気軽にお問合せ下さい。
オーダー価格
A4サイズ:20,000円~
A3サイズ:25,000円~
30㎝×60㎝サイズ:33,000円~
※額縁込の金額になります。
※消費税は別途頂戴します。
※送料込の金額になります。(沖縄・離島・一部地域のお届けは追加料金を頂戴します)
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