40過ぎたら遭難警報!
旅する筋肉会社員ソラです。今回は、遭難(死)する人は40歳以上が多いですよ、という話。今年の北アルプス界隈は、山岳遭難が多発しました。長野県警の発表によると、槍・穂高だけで57名。うち、負傷者24名、死者8名。死者8名のうち4名が今夏の「西穂↔奥穂縦走路」付近にて発見されています。長野県全体で見ると、遭難者数は303人。うち、負傷者は134人、死者32人。負傷者134人のうち、6人以外は、40歳以上。死者32人のうち、4人以外は、40歳以上。性別、年齢別比率をみると、遭難者のうち、男性は女性の5割増。男女ともに40歳代から、遭難(死)する割合が跳ね上がっています。冒険家やアルピニストが、40歳前後で遭難死したり行方不明になることが多いのですが、男女ともにホルモンバランス的にも微妙な年齢で、判断力や身体機能の低下と関係がありそうですね。さて、全国の山を登って、たくさんの登山者さんを見て思う私見を書きますと、滑落・転倒の原因の1つは、明らかにWストックの間違った使い方でしょう。岩場の下りで両手にストックを握り、へっぴり腰で降りようとする方が、何と多いことか。バランスを崩しても手が使えないばかりが、ストックに体重が掛かっているため、濡れた岩でストックが滑ると一巻の終わりです。ザイテンや吊り尾根の事故は、これが多いと思います。長野県山岳遭難防止常駐隊のXにもありましたね。また、登山人口の高齢化と、体力・技術不足で入山する方が増えている実態があるでしょう。杖のように、トレッキングポールにすがって歩く方を見かけます。岩場の下りで、クライムダウンの姿勢をとるべき場所で、それができない方は、選択ルートに対して、自分の身体能力や登山技術が足りていない、ということです。また、明らかに高齢者だなぁ、とお見受けする登山者さんのなかには認知機能が低下しているのでは?と感じる方がいます。バスなどの券売機で、何度言われても使い方が理解できずに、係員が、つきっ切りになっている方。山小屋で、同じ人が翌朝のお弁当の受け取り時間を、何度も尋ねていたり。宿泊者どうしでも、同じ話を何度もなさる方がいます。準備不足は、若い人にも見られます。谷川岳の天神平で若い女性2人組に「この山って、登るときは、どの道を行けばいいんデスか?」と尋ねられた時は目が点 (・∀・) になりました。ロープウェイで来て、そこが谷川岳頂上かと思ったら、まだ歩くんですねー、と。地図アプリも持っていないのに、Wストックだけは持っているという(笑)靴はしま〇らで売っていそうな、底が薄い、可愛い合皮スェード風のものでした。秋で正午をとっくに過ぎていて、斜めがけのスマホとペットボトル。中身は半分しか残っていない、防寒着もない。山をナメているのではなくて、自分の命を粗末にしているということが、判っていないんですね。最後に、先ほどの長野県内の山岳遭難者302人のうちの42.6%が、60歳以上です。死者に至っては、32人中16人、つまり50%が、60歳以上です。令和7年度は来年3月まで。今後、数字がどんなふうに変わるのか、注視していきます。自分がカウントされないように努力しつつ、無雪期の長野の山を楽しみます。