少し前に「わり算始めて7回で習得、暗算3級レベル!」という記事を書きました。
本日は、その後にわり算を始めたとあるメンバーの、実際の上達事例のご紹介です。
◆わり算の練習初日の1コマ目(通算1コマ目)
暗算3級(珠算7級)までに必要な弾き方をそろばんで学習しました。
最後には、珠算7級なら制限時間の半分もかからずに合格できるレベルになりました。
※1コマは45分です。
◆わり算の練習初日の2コマ目(通算2コマ目)
引き続き珠算7級の弾き込みを少し行ったあとに、暗算の練習に移りました。
2コマ目の最後には、暗算準3級レベルになりました。
◆わり算始めて4日目の1コマ目(通算3コマ目)
※お休みの間も少しは自宅練習をしていたと思います。
引き続き暗算の練習を行い、暗算3級レベルになりました。
そのため、2桁で割るわり算(珠算6級よりも簡単なレベル)の弾き方の学習をそろばんで始めました。
◆わり算始めて4日目の2コマ目(通算4コマ目)
引き続き2桁で割るわり算(珠算6級よりも簡単なレベル)の弾き込みを少し行い、暗算の練習に移りました。
同問題を暗算でも楽に解けるようになりました。
◆わり算始めて8日目の1コマ目(通算5コマ目)
※お休みの間も少しは自宅練習をしていたと思います。
暗算2級(珠算6級)の弾き方をそろばんで学習しました。
最後には、珠算6級なら制限時間の半分もかからずに合格できるレベルになりました。
◆わり算始めて8日目の2コマ目(通算6コマ目)
もう少し珠算6級で弾き込みをすることを勧めたのですが、本人の希望で暗算の練習に移りました。
最後には、暗算準2級も解けるけれど、スピードが不足しているレベルになりました。
◆わり算始めて11日目の1コマ目(通算7コマ目)
※お休みの間も少しは自宅練習をしていたと思います。
引き続き暗算の練習を行い、暗算準2級レベルになりました。
◆わり算始めて17日目の1コマ目(通算8コマ目)
※お休みの間も少しは自宅練習をしていたと思います。
引き続き暗算の練習を行い、暗算2級レベルになりました。
ほらっ!
暗算3級レベルは7コマどころか、たったの3コマ4日です。
そして、暗算2級レベルも8コマ17日で到達しました。
わり算はこんなに少ない練習量・期間でも上達できるのです。
このメンバーはなぜこんなに速く上手になれたのでしょう?
もちろん、「(間違い直しも含め、)しっかりと練習に取り組んだから」というのが理由の1つです。
ですが、そろばん初心者の人がいくらがんばっても、この練習量でわり暗算2級レベルに到達するのは不可能だと思います。
そう、このメンバーは加減暗算(見取暗算)は既に上級レベルだったのです。
そして、九九(逆引き)の力もしっかりと付いていたのです。
だから、こんな少ない練習量でわり算も暗算2級レベルまで行けたのです。
でも、全員がこんなペースで上達できるわけではないでしょうって?
おっしゃる通りです。
加減暗算と九九の力がしっかり付いていても、もう少し苦戦するメンバーは少なくありません。
今回の事例は、かなりスムーズな方です。
特に2桁のわり算は、特に低学年だと混乱するメンバーも出やすい難所です。(今回の事例は小5メンバーでした。)
ですが、過去には低学年でも、わり算始めて3ヶ月で暗算2級レベル、半年で暗算段位レベルに到達したメンバーもいます。
前提となる力(加減暗算と九九)が付いていれば、わり算は低学年でも怖くないのです。
だから、まずは焦らずに、加減暗算と九九に磨きをかけておいてください。
そして、残り期間が少なくなってきたら早めに相談してください。