音楽で語られること | クラシックギタリスト・宮下祥子 公式ブログ

クラシックギタリスト・宮下祥子 公式ブログ

クラシックギタリスト宮下祥子(みやしたさちこ)が日々の出来事など綴る一言ブログです。

皆様、こんにちは。


今日も日中に少し雪が舞いましたが

おおむね良いお天気でした。


私はレッスンが好きです。

これは若い時からで

ついつい夢中になり、

長くなってしまいます。


先日、朝日新聞朝刊の

折々のことば、というコラムに

とても共感する言葉を

見つけました。


////////////////

絵画で語りうることはすべて絵画で語る方がいい。

 (アルベルト・ジャコメッティ)

     

 同じように、彫刻でしか語れないものが真の彫刻だと美術家は言う。問題はそれぞれの流儀でしか語れないものを知ること、制作から余分なものを削(そ)ぎ落とすこと。

/////////////////


門松絵馬鏡餅

レッスンは好きですが

音楽は言葉では説明できないものです。

バックグラウンドを解説することは

できても、


上記のことばと同じで


音楽で語りうることは音楽で語る方が良い。


昨日のマンスリーコンサートで

生徒さんとデュオを演奏して感じたことは

まさにこのことで、


音楽でしか語れないことを

共に演奏することで

伝えられるのでは、

ということです。


共に演奏することでしか

伝えられない

という方が正しいかもしれません。


今年から

上級の生徒さんとは

共に一つの音楽を作るという機会を

増やそうかと思いました。


私自身、

シュタイドル先生とデュオを

演奏したことで

理解したことが沢山あるのです。


ハートのバルーンオーナメントふんわりリボン


音楽で語られること


語る側にも

受けとる側にも能力が問われます。


音楽に精通していればいる程、

真実を語ることができ

真実を汲み取ることができる。


そのために、

果てしない勉強が必要となります。


勉強した人ほど、

自分の知らないことの大きさに

気づきます。


私は優秀な生徒さんに

恵まれていて

ある時期を越えると、あとは

勝手にどんどん上手くなります。

そうした人達を

もっと高いレベルへ導いてあげること

も演奏活動と共に

今年の目標になりました。