週末、ショッピングモールに行った時に、
その近くにサーカスのテントが張られていました。
日本人からするとサーカスといえば、
木下大サーカスとかシルクドソレイユとかそのくらいの印象しかないんだけど
週があけて、その話をしたら
「サーカスが来ると泥棒に入られるって言うんだぞ。
実際そうだから気をつけたほうがいいよ。」と言われまして。
え!?なにそれ!
初めて聞いたー。イタリア人から見たサーカスってそういう印象なの?
ってビックリしたので、深堀インタビュー
そうしたら、実際そう思っている人が他にもいて、
ただこの意見は中年より上の世代。
もしかしたら、昔々娯楽がほぼなかった頃、
サーカスを見に行っている間にこれ幸いと泥棒稼業の人が盗みに入ったのか
移動するサーカス団の仲間が盗みに入ったのか
とにかく実際に泥棒がいたのかもしれません。
で、この先入観というか偏見というか、
これってピサやフィレンツェ独特のものなのかなーと調べてみたら
これ、イタリア全国みたいよ。
"ミラノの西の町ノヴァーラでは、
毎年秋にサーカスがやってくるのですが、
「サーカスが来たから窃盗が増える」
「絶対泥棒に入られるよ。だってがサーカスがいるんだもん!」
と老いも若きも本当に信じている。
都市伝説的なこの話は、
ノヴァーラの警察が、「相互関係はありません。」と答えています。"
というのが記事になるくらい人々に信じられています。
元ネタ:
https://www.novaratoday.it/cronaca/circo-giostre-aumento-furti-novara.html
え?じゃあ噂なのかなーと思ったらこんな記事を見つけました。
"バカンス中はサーカス団のような泥棒に狙われるから要注意!
ローマ検察庁によると
彼らは(拘留されない年齢の)8歳から14歳のルーマニア人で、
夜の場合もあれば、昼間に2‐3人が実行犯で、1人が見張り役になって
昼食時(外食しに行っている家)を狙ったりします。"
元ネタ:
https://www.circusfans.eu/2008/07/23/stampa-per-chi-va-in-vacanza-attenti-ai-ladri-circensi/
この中に、
排水管をのぼったりする様子を「(サーカスの)曲芸師のように」と
表現されているから、
もしかしてこういうところからサーカス団員と思われたのだろうか。
イタリアでは、
「ルーマニア」「ジプシー」と聞くと、スリ、窃盗や強盗と同意語なんです。
(ルーマニア人がすべてジプシーではありません。)
サーカスより、彼らのほうがよほど気をつけねばならない存在で。
ヨーロッパは大陸つながりだから、今もそうですが
経済の弱い国の人が出稼ぎにやってくるということがありますから
もしかしたら、イタリアに流れてくるパスポートも持たない流浪の民ジプシーが
サーカス団をしていたこともあるのかも。
現実は、
ローマで、サーカスの人たちが数千ユーロするプロジェクターを盗まれ
パフォーマンスの一部ができなくなってしまいました。
元ネタ:
https://www.romatoday.it/cronaca/ladri-circo-senza-animali-fiumicino.html
今や、サーカス団は窃盗ではなく、取られる側に回っております。
気の毒に。
イタリア人と一緒にいると、こんな風にへーって思う時があります。
わたくしたち日本人が気にしてない(意識してない)ことに敏感だったり
あることに対する印象が我々のそれと違ったり。
国が違うと、取り巻く環境が違うので、印象も違うんだなーと。
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