理由を知らないまま

苦しんでいる人がいる。


私もそうだった。

  



言いたいことがあったのに、

それを飲み込んで笑ってしまうのは

どうしてなんだろう。


本当は違うのに、

その場に合う答えを選んでしまうのは

どうしてなんだろう。


 


それは

あなたの性格の問題じゃない。



「感じたまま」よりも先に、

その場に収まる言葉を探してしまう。


そんな世界の中で

私たちは長く生きてきた。


 


人は

「ありのままでここにいていい」

思えない感覚の中では、

そうやって生きることを覚えていく。


関係が壊れないように。

嫌われないように。

置いていかれないように。



自分を守る反応、防衛反応が先に出る。


 


つまり

あなたのせいじゃない。

ちゃんと理由がある。


 

まずはそこを見つめていい。

変わろうとする前に。

正そうとする前に。



「どうすればよかったんだろう」じゃなくて、

「どうして、そうするしかなかったんだろう」と。

 


「そうせざるを得なかった私」がいたことを、

ちゃんと見つけに行く。



それは

過去を許すためじゃなくて、

これからの私を苦しめないために。


 


そして、その上で


 


これからの私は、

どう生きたいか。

どうやって自分と一緒にいたいか。

どんな関係の中に立っていたいか。


 


選び直していける。


 


置き去りになったままの私を

もう一人にしない。


私は、私を置いていかない。