ある恋愛の中で

私は初めて

安心していられた。





これまでの恋愛にはなかった感覚で、

1番長く続いた関係だった。






一緒にいると

心がゆるんで、

温かくて、穏やかで、

身体の緊張もほどけていった。




笑ったり

泣いたり

怒ったり




着飾らない私を

受け入れてくれた。







それまでの私は

相手の前で

泣くことができなかったけれど、




彼の前では

自然と涙が出ていた。




隠さなくても

大丈夫だと思えた

初めての相手だった。





愛を感じていたから、

愛されているかどうかを

確かめる必要もなかった。







“ここにいていい”

と思えた。







“もう

ひとりぼっちで頑張らなくてもいい”

と思えた。








やっと見つけた

居場所だった。











だから私は

この時間が

終わるとは思っていなかった。