あのときの私は、
怒っていた。
悔しかった。
報われないとも、感じていた。
大人げない。
みっともない。
そうやって決めつけて、
どうしようもない気持ちを抱えていた。
でも今なら分かる。
あんなふうに
大切にしていた時間を
軽く扱われたなら、
怒らないほうがおかしかった。
悔しくならないほうが、
不自然だった。
怒りも、
悔しさも、
報われなさも、
私が
私の人生を
守ろうとしていた反応だった。
「私は、ここを大切にしていたよ」
と知らせてくれていた。
感情は敵ではなくて、
私の見方だった。
私は、
怒ってよかった。
悔しくてよかった。
報われないと感じてよかった。
それは、
私が私の人生を
本気で生きてきた証だった。
