山形熊野大社「月結び」&高畠ワイナリー ~月を盗んだ男と共に三羽のウサギを探しに行こう | 日本ワインに首ったけ♪

日本ワインに首ったけ♪

ノンフィクション作家兼イラストエッセイストしどせんしゅうの日本ワイン界探検記

さて、バタバタしているうちにあれから一ヶ月…


まさに怒涛の一ヶ月!


そうこうしている間に
次のが来てしまうので慌ててご報告。


山形の熊野大社 では月に一度、
満月に近い土日の夜に
月の光と三羽のウサギが幸せへと導くという
縁結び&願掛けの祈願祭「月結び」が行われています。




その宴において高畠ワイナリー
ロゼワイン「月結び」が振舞われているのですが…




その仕掛け役であるこの方について
ちょっと描かせていただいたので
一部だけUPさせていただきます

(やっぱりブログでのUPだと文字小さいね)↓





そらしど、
この後とんでもないことに…?!




…と、この続きはいずれ
何処かでご覧いただけたら…と
もったいぶってジラしておきます。

えぇ、簡単には見せられません。


あぁこの涙なしでは見られない
感動の熱い男のロマン劇場、
早く見せたいっっ



野郎ども、

首を長くして待ってイヤガレ!




さて、本題に戻ります♪


その祈願祭「月結び」


境内は幻想的にライトアップされ、
女性が喜びそうな愛らしい装飾が施されています。


可愛らしい願掛けカードや…


参加者に配られる「たまゆら玉」など…



それはもう恋する乙女は
ウハウハものの(←この表現がオッサン)
心が洗われる儀式です。


いや、願い事は恋愛じゃなくてもいいんですよ。


億万長者になって
お札の風呂で美女をはべらせたいとか、 

ヨットやクルーザー買って
(当然)美女をはべらせたいとか、

かつて自分をバカにした
上司の顔を札束で叩いて
豪華客船で(やっぱり)美女をはべらせ
世界一周旅行とかとかとか…


スミマセン、


青年誌裏の幸運のペンダントの
チープな広告のアフター画像



みたいな胡散臭いたとえばかりで💦


いや、だってね。


宮司さんがお優しい口調で
月結びのお話をロマンティックに
話してくださるんですけどね


「古事記に記された

あなにやし、えをとめを 

"ああ、なんとかわいらしい女性だろう。"

それはこの国で
一番最初のプロポーズでした」



うむむ、それって今風に言うと


「君かわうぃぃ~ね!」


じゃないんだろうか…とか気になって気になって…


思うよね?


みんなも普通思うよね?!!


スミマセン、昔から少女漫画のラブストーリーに
サブイボが出てしまう可愛くない少女でしたっっ!!


なかよし?リボン?ナンデスカソレハ??


はい中二病ですゴメンナサイっ



さて高畠ワイナリー のロゼワイン「月結び」
このように振舞われております。



同じ日に別ツアーで参加の小井戸さん特別出演♪


何故か塩尻ファームの我らがニシマキサンも!

高校時代の同級生かつ
塩尻ワインの普及活動仲間のよしみとして
小井戸さんが自身のツアーに連れてきた模様。

いつになくオドオドしてるけど??


「じ、自分…長野以外はアゥエイなんですっっ

しどさーん、こないだの
塩尻ワイン講座の写真
送ってくれませんか?
メルマガ出したくても写真撮り忘れてて
またオータキサンに怒られちゃう」


と、捨てられて震える子犬のように
スリ寄ってきたニシマキサン。

それよりカワベサンに挨拶しなさいよーーっ

こんなとこでも私に迷惑かけまくりだしっ💦


境内ではこうしてロゼワインを
月にかざす女子で溢れかえります。




皆キラキラした笑顔で楽しそうに
ロゼワインに想いを込めて飲んでいます。


月に願いを…

純粋なる乙女の祈り…


月明りに照らされた彼女たちの微笑ましい姿…


"この絵が見たかった…"


としみじみと感慨深く語るカワベサンの様子は…

またそのうち何処かで。(ひっぱる)



あ、こちらは「月を手に入れた男」です。




しっかり月を画面に収めてます!


乙女画像期待した方スミマセン、男臭くて。

突然「夢」とか「恋」とか
生ぬるい響きじゃなくて

月に願うは「野望」とか「必勝」みたいな…


よく中学男子が木刀と共に
修学旅行で買ってくる気合一発系の
掛け軸みたいな中二病臭さが漂いますね。


あ、私ももちろん後者ですが。


(今回マイマイとかサーダとか
お色気要員いなくてスミマセン)


そして本殿の裏の彫刻には
三羽のウサギが隠し彫りされていて
全部見つけると願いが叶うと言われています。


パンフレットの解説によると

これが一羽目…


二羽目までは解説に載っているので
簡単に探せることと思いますが三羽目が難しい。

私ですか?


ええ、

もちろん全部見つけましたよ♪


ここにも感動秘話がありますが
それもまたいずれの機会に…

(散々ひっぱりますよ、えぇ)


さて、その「月結び」の祈願祭ですが、
次は11月28日、今週末になりますね。

JRでは東京からのこんなツアープランもあるようですし…



JR赤湯温泉から送迎バスも出ておりますので
お問い合わせください。

熊野大社のブログこちら


そして高畠ワイナリーのワインについて少し。



この日近日発売だった渾身の一撃的な
とんでもないワイン飲ませていただきました。


こちら高畠フリクリフリクラ・デ・木村シャルドネ2014と
私もすでに購入済でセラーに寝かせてある
金賞ワイン高畠シャルドネ樫樽熟成2013…

まずはフリクリフリクラから。


一見このどこぞのワインと間違えそうな
挑発的で攻撃的で遊び心満載のデザイン!


このキャッチコピーはcfaでご一緒してる
ゴッド伊藤のアイディアだとか↓


なんでも

「高畠ワイナリーで丁寧に育て醸造し瓶詰した」

という意味だそう。

判る方にはたまらない
普通は使わない表記らしいです。(判りたかった…)


だいたい私のワインの好みのランクを表す言葉は

「うまい、最高、ぶっ飛ぶ」

しかないんですけどね、

その上に更に「死んでもいい」があります。



私このシャルドネ飲んで死にました


一瞬で黄泉の国から戻ってきたのは
もっと飲みたいと思ったから。


いや、もう本当に(辻仁成ネタ続きますが)


「やっと会えたね…」


思わず口走りましたよ、えぇ。


多分これ、最終回です。


ドラマでいったら最終回のワンシーンです。


涙出ました。


本当に"ようやく会えたね"と思いました。



ここのも好き。

あっちのも好き。

このワイナリーのシャルドネ最高!


と、いろんな日本のワイナリーの
シャルドネ飲んできたけれど…


こんなにホッと優しいと思えた
シャルドネは他にありません。


よく

「日本ワインは世界のと比べて薄いけど
そこがまたホッとする優しい味なのよ」

とか言うけれど、それとは違う。


とにかく心底までに響き渡る包容力というか…


力強さと安心感が心地よい優しさとなって
穏やかに包まれる感覚です。


しかもこれ、日本のシャルドネじゃないみたい!
と、思わせておいてダシのきいたお鍋などにピッタリ!


結局


一番日本らしくない日本ワインは
一回りして一番日本ワインなんだ


と思わせてくれました。


しかもこちらのシャルドネ、
高畠町の棚栽培のシャルドネです。

スゴイぞ日本のぶどう!高畠のぶどう!

日本の未来は明るいぞっ


そしてその後に飲んだ樫樽シャルドネにまた感動!

年代に一年開きがあるので正しくは言えないけれど
けして倍近い価格の木村シャルドネに負けてない…

いやいや全くの別物です。

こちらは万人受けしやすそうな絶妙なバランス。
やっぱりとても優しく心に響きます。


どちらも甲乙つけがたいのがやけに嬉しくて…


とにかく感動で涙が…


えぇ、私素晴らしいものに出会うと
サクラのように五月蠅いんです。

酔ってないのに酔っ払いだと思われるし。

あまりに劇的に語るので
お世辞でも言ってんのかと
思われてしまうこともしばしばですが…



これはもう死んでもいい!

でもまた飲みたい
から復活します!!




あれから一カ月…

あちこちで私が力説したので
欲しいと思っていらした皆さん、
急いでこちらで購入してくださいませ↓

高畠ワイナリー通販ページ


私が大量買いしたいところですが
ひとりでも多くの方に飲んでいただきたいですね。


そんな感じで今回は〆ようかと思いますがーー


え?


肝心のカワベサンの顔写真が
一枚もUPされてないじゃんって??


あんな格言や名台詞もスルーしちゃうの?


ま、その辺はまた次の機会に…



なんなんだこのいつにないひっぱりぶりは?!



仕方ないから先日テレビで放映された
高畠町を舞台にしたスペシャルドラマ
「私の青おに」の舞台裏に登場した
カワベサン映像(17分過ぎ~)でもどうぞ↓

youtube「私の青おに」制作発表番組