西荻窪の池しんです
今日はMCファイン及びカラーファイン(以下総称してMCファイン)がなぜ遮水(撥水)性能があって、なおかつなぜ効果が持続するのかをお話しします。
■なぜファインは効果が持続するのか?
MCファインをコンクリートやモルタルに塗布すると徐々にコンクリートやモルタルの中に含浸していきます。
含浸したMCファインはコンクリート内部に存在している金属、マグネシウムやカリウム、鉄などと化学結合してコンクリート内部に半永久的に存在し続けます。
有機材のバインダーを媒体にしてコンクリートの表面に塗膜を作る塗膜工法に対して、MCファインはコンクリート内部に無機の遮水層を生成する含浸工法です。
有機材はその姿を変化させて存在するか、もしくは最終的に姿を消してしまいます。
無機を調べると栄養素の「ミネラル」という意味が真っ先に出てきますが、無機には「それ以上形を分解されない物質」という意味もあります。
コンクリート内部に形を変えないで存在し続けるから効果が持続するのです。
■なぜMCファインは遮水(撥水)性能があるのか?
簡単にいうと、磁石の原理と同じです。
コンクリートを始め地上にあるものの大半はプラスのイオンが強い性質を持ってます。
滝や川などの付近はマイナスイオンでいっぱいということをよく聞きませんか?
すなわち水や雨はマイナスイオンが強い物質のためです。
MCファインを塗布されたコンクリートは徐々にコンクリートの表層部分をマイナスが強いコンクリートに改質します。
従いまして、雨はマイナスでコンクリートもマイナスだと、マイナスとマイナスで互いにはじき返すということです。
続きます・・・。