天皇皇后両陛下主催の園遊会。
この春はコロナ禍の制限も緩和されて招待者数も1000人以上までに戻り、敬宮愛子さまが初めて参加されたこともあって、人々の関心も高かったようですね。
私もネットニュースやYouTubeで見ました。
佳子さまは今時の可愛らしい女子顔だなという相変わらずの印象なのに対し
愛子さまは時代や美醜の尺度を寄せ付けない顔立ちというか…
清楚。そして初々しくありながらも堂々としていて、不思議な気を発しているのを初めて感じました。
赤坂御苑の丘にお出ましになった両陛下が品格のかたまりというのは当然ながら、愛子さまも十二分にその存在感を発揮されていました。
招待者との歓談の様子は歴代の天皇(といっても私が知るのは昭和と平成ですが)より、より生身の人間らしさが感じられるし、言うまでもなく「桜を観る会」などとは醸し出される空気が全然違います。あくまでも画面越しでありますが…
そして私も気になりました。
ネットのコメントにも多数ありましたが、敬宮愛子さまが秋篠宮家の一団に収まってるのは、何故に故に??
違和感しかなかったのですが、皇位継承順でこうなるということを後で知りました。
ふーん、そうか、そういうことか…
平成ではなかったことですよね。
次の天皇はだれかということがこんなところでも侃侃諤諤の話題提供しているんですね。
私は…
うーん、確かに万世一系に価値があるのはわかるけど、と思いつつ
染色体かぁ
ムズイですねぇ
出席されている皇族方もほぼ女性
世界最古の木造建築といわれる法隆寺だって一度焼失して再建されたもので、それでも世界遺産なのだけど、と思ったりしながら
今回とても印象に残ったのは、横尾忠則さんとのやりとりです。
選ばれた5人がピンマイクをつけていたとかでどんな会話しているのかよく聞こえました。
俳優の北大路欣也さんの次に横尾さんがいたのですが、
兵庫県西脇市出身の現代美術家・横尾忠則さんは私も好きです。
「日本のへそ」と言われる西脇市には横尾さんの作品を展示する岡之山美術館があり、私も訪れたことあります。緑の中にぽつんと建っているという感じがすごく印象に残っていますが、内部はなかなかアバンギャルドな雰囲気でした。
また兵庫県立近代美術館の前身が一部横尾忠則現代美術館に様変わりしてここにもポップアートからちょっと不気味なY字路の絵までたくさん展示されていて面白いです。日本を代表するアーティストのひとりですよね。
今ちょうど朝日新聞の連載
「語る 人生の贈り物」が横尾忠則さんの回で、興味深く読んでいたこともあり、
「あ、横尾さんだ」と耳をダンボにしました。
すると雅子様も読まれていたんですね、そのことを話題にされていました。
でも何より私がたまげたのが、横尾さんが愛猫の画集を出版したこともあってか、雅子さまがバッグの中からご自分たちの飼い猫の写真を取り出してあれこれ横尾さんと猫談義が盛り上がったことです。
横尾さんが来ると知ってわざわざ用意されたのだとしたら・・・
初対面(このときはそう思ってました)の人にここまでするかと驚いたのもさることながら、もうね、見ていてなんか涙が出そうになりました。
雅子さまの心配りが素晴らしいということより、
飾り気のない素の感じでこうやって人と話をされている姿、写真を指さしながら猫のことを耳の悪い横尾さんに熱心に説明されている姿を初めて拝見して、
これまでの報道などを思うと、ちょっとこみ上げてくるものがありました。
そして私は思いました
両陛下は、特に雅子さまは横尾忠則さんが個人的にも好きに違いないと。
そろそろ切り上げようと天皇陛下が締めの言葉を口にされたのに皇后陛下はまだ質問を重ねて…
なぜか嬉しかったです。
ただ初対面ではなかったんですね。
見返すと最初の方に横尾さんが「この前お会いしたとき」とかなんとか言ってるのが聞こえましたが、後日の「語る 人生の贈り物」にも書いてありました。
横尾さんが昨年文化功労者に選ばれたときに皇居でお二人に対面された、と
この記事のインタビュー自体はきっと園遊会よりも前なのでしょうね。
「偉い人にはたくさん会ってきましたが、お二人には慈愛と高い霊性を感じました。あんな機会、もう一生ないと思います。」というのが横尾さんの感想でしたが、
またありましたよ
横尾さんも嬉しかったでしょうね。
「独り占めしてしまうと申し訳ない」というようなことを横尾さんが言ってたくらい、本当に他の招待者との間には見られない親密さがあったように感じます。
何回も繰り返して見ちゃってます。
「慈愛と高い霊性」というのに激しく同意しながら…
テレ東BISの動画を貼り付けようとしたのですが、うまくいきまさんでした。
興味のある方はyoutubeで愛子さまカメラ完全公開をご覧ください。
1時間超えのものですが、横尾さんは24:34ぐらいに登場します。6分以上歓談されていて、一番長いのではないでしょうか。
ありがとうございました。