私がボクサーの井上尚弥をはっきりと認識したのは、昨年の12月でした。
新聞の朝刊一面で試合後の勝ち誇った勇姿をカラー写真で見た時です。
こんなに綺麗な顔の人がいるんだ!と衝撃を受けました。
タイプの顔というわけではないですよ〜
タイトルマッチの死闘を経て尚、ダメージがどこにも認められず涼しげな顔で勝利を受け止めている。そんなことができるなんて…
この人どんだけ強いの⁉️と興味のアンテナに引っかかったのです。
何となく名前は知っていました。
"モンスター"と呼ばれて負け知らずとか。
色々と記録もあるみたいで、
テレビ番組にも出演してて、チラッと見た記憶もあります。
司会者や出演者がこぞって持ち上げたりしてましたが、その強さを目の当たりにしたことない私には全くピンとはこず、ヘェ〜てなもんでした。
お肌もツルンとしていてどちらかといえば柔らかい雰囲気ですし
そもそもボクシングって、あしたのジョーのころから、その魅力がよくわからんという人間だった私です。
ボコボコにされて顔も腫れ上がって、パンチドランカーに行きつくような殴り合い、やる方はそれなりに賭けるものがあるにしても、見たいとは思いませんでした。
あの亀田三兄弟のパフォーマンスで論外決定になってしまいました。
後になってあれは戦略だったというネタばらしもありましたが…
まあメディアや世間に潰されずに良かったと思います。彼らがボクシングに打ち込んでいたことには間違いないと思うので
で、井上尚弥。
色々漁ってみると、デビューのころはボクシングやりそうなヤンキー顔だったのが、(偏見ご容赦を) 30歳の今はなんというか、しなやかなネコ科の肉食獣を彷彿とさせる顔立ちで(リングを降りればリスっぽい) それだけでもちょっとほぉ〜となります。
私が新聞で見たのが4団体統一チャンピオン決定となったマッチとかで、それがどれだけの偉業なのか、門外漢には全くもって分からないのですが、ごついチャンピオンベルトを四つも身体にまとってるとすごいことに違いないんだろうなって思いました。
あっ、そうそうボクシングも、村田諒太選手がロンドンオリンピックでメダル取った時は観てましたね。
ボクシングが種目にあることにまず驚き、それで日本人が金メダル獲得の快挙というのも晴れがましかったです。
村田選手は結構甘いマスクで体格にも恵まれていたから、見応えもありました。
闘拳といえば闘犬(笑)つながりで土佐犬とはならずに、村田選手はセントバーナードのイメージがありました。
私は見た目重視の人間ですが、何かの分野で優れた才能を発揮している人は、生まれ持った素材を磨いていくことにも励むから、自ずと外見も洗練されていくのだと考えています。
その中でも人間的にも素晴らしい人が頂点を極めることになるのではないでしょうか。この点はニワトリかタマゴかというところでもありますが
井上選手が正にそうだと思います。身体もキレイです。減量の苦しみを乗り越えて整えられた上にノータトゥーだから汗が陶器のような肌を艶やかに発光させるのに見とれます。今回はやや明るくしてましたが、黒い髪だと烏の濡れ羽色でゾクゾクきます。
前回、顔があれだけ綺麗だったのは相手のバトラー選手がひたすら守りに徹して、ほとんど仕掛けてこなかったからみたいですね。勝つための作戦だったのかもしれませんが、挑まれる側がそれではなんというか、鼻白みます。
井上選手はそこで変に感情を煽られることもなく自分のボクシングで勝ちにいったということなんでしょう。
メンタル的にもハイレベルで安定していますね。
今回は階級をスーパーバンタム級にひとつあげての新たなチャレンジだったようです。
試合があったことを後で知り、夜中にYouTubeで観ました。バトラー選手と違って、今回の対戦相手フルトン選手は積極的で私の目には互角の闘いに映ってました。
井上選手のほうがパンチは入っていたでしょうか。ダメージ与えているようには見えなかったのですが、実際当たったら重いんだろうなというのは感じられました。速いけど重い感じがしていました。
それ以上に井上選手は俊敏な動きで相手の打撃をかわしているように見えました。すごく読んで動いている、それだけよく見ているということでしょうか。
素人目にはそのぐらいにしかわかりませんでしたが、最後のTKOの場面は場内に響くどよめきからの歓声に、私も自然とシンクロしてました。
相手選手が試合後の会見で、二発目に入ってくる手が見えなかったというようなことを言っていました。手が見えないっていうのはそれだけ素早いということかもしれせん。木村くんがボクシングコーチやってたドラマ思い出すと、いわゆるワンツー、ワンツー、っていうのが基本形なんでしょうが、井上選手はそれにとどまらず、どこから打ってくるかわからない怖さがあるみたいです。
才能とセンスと、そして努力の賜物ですね。
プロデビューして10年余りで向かうところ敵なしで、まだまだ突き進んでいくのでしょうね。本人は燃え尽きたくないから、あんまり目標は定めないというようなことを言ってるようですが、きっと誰も見たことのない景色を見ているんでしょう
大谷翔平選手然りです。
大谷翔平くんが29歳で井上尚弥くんは30歳
ほんと、どちらもいい顔してますよね
一度井上尚弥選手のボクシング
リアルタイムで見てみたいです。
ありがとうございました😊