こんにちは。
後悔しない中学受験をモットーに
市ヶ谷で学習塾をしています小澤 珠美です。
夏休みも終盤戦、6年生の保護者の方はそろそろ
受験校の過去問をどのように進めていくのか
気になりだしていらっしゃるころではないでしょうか
既に夏に第一志望校を10年分解いているなんて
塾からの指示でやっていらっしゃる方もいるかと思います。
一般的な流れと注意すべき点について
挙げておきますね。
①時期は
10月ぐらいからが標準でしょうか。
9月は学校行事もあったり、
文化祭シーズンで学校見学に出掛けるなど
意外と忙しく取り組みづらいという方が
多いかもしれません。
だからこそ祝日など上手に時間を使って
9月から少しずつ始めるというのもいいですね。
②どのくらいのペースで
第1志望校、第2志望校 5年分
他の併願校 2~3年
1月入試や午後受験なども考えると
12月中に終わらせる計算なら
9月から12月末までで17週間。
ひとによっては1週間に1校のペースでは
遅いかもしれません。
また途中で受験校の変更もあるでしょう。
あとから慌てないためにも
祝日なども上手につかかって計画を立てていきましょう。
セオリーは、「志望順位の低い(解きやすい)学校から解きだす」です。
第1志望校や第2志望校の過去問は
過去問の取り組み方がきちんと整ってからがお勧めです。
もちろん、ママや塾の先生、家庭教師の先生が
全面的にチェックをかけられるなら、お話は別です。
③本番と同様に
理想は4教科を連続で本番同様に解くことでしょうが
実際にそんな時間の余裕は受験生にはございません(笑)
月に1回模試を受験し、その緊張感やペース配分は
家庭での過去問演習以上に練習となっているので
無理する必要はないでしょう。
それよりも日々のルーティンワークをきちんと進めながら
弱点補強の時間を作る方がベターです。
算数や国語は直しの時間も含めて、
1.5~2時間とれる時間帯が
良いでしょうし、理社は隙間時間で30分演習、
直しは別日でもいいかもしれません。
大切なのはそのタイムキーパーをきちんと保護者の方が
されるかどうかだと思います。
12歳の子が1人でスケジュールを
決めるのはなかなかハード。
そして、
保護者の方にお願いしたいのは
問題と解答用紙のコピーです。
これは意外といいお仕事です(笑)
声の教育社など市販の問題集を購入された場合は
ページ数の関係などで、計算スペースなどが
十分になかったり、記述形式の場合も
記述スペースが十分にとれない場合が多いものです。
つまりお子さんにやらせるには時間ももったいない。
解答用紙については実物大にコピーする必要があります。
なお、学校説明会などの際に実際の入試問題を
配布してくださる学校さんもありますが
これは解答はあっても解説が
不十分だったりすることが多いので
市販の問題集はご購入されるのがお勧めです。
④復習が一番大切
過去問は解くこと以上に復習することで、
学校からのメッセージをしっかり理解することが
最も大事なことです。
専用の復習ノートを用意し、
課題を明らかにしておく必要があるでしょう。
また捨て問か否かの判断も算数では特に大切です。
よく聞かれるのは
「同じ問題を何回解けばいいのですか?」
という質問。
国語などは文章を覚えてしまうのもあるでしょうし、
同じものを3回も解く必要はないと思います。
算数であれば、あまり出来がよくなかったテストは
1か月以上あけてフルで解いてもいいとは思いますが
1月に間違えた問題だけ
しっかり解き直すというのも効果的です。
ご参考になれば幸いです。
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