学校説明会④~函館白百合学園~ | 小澤珠美のブログ ~空と海~

小澤珠美のブログ ~空と海~

仕事(中学入試)と教育コーチングを中心に語っていきます。でも、時々は息抜きさせてください♪気になったこと、おいしいもの、旅行先のこと、などなど、気軽に語っていきます。どうぞお付き合いください!(^^)!

2013.6.1




早いもので6月スタート。


6月最初の説明会は、八重洲で行われた函館白百合学園の説明会に参加させていただいてきました。


地方の学校の早い時期の説明会ということもあり、参加された塾関係者は少なかったですが、とてもアットホームな説明会でした。








1.福島 副校長先生のご挨拶 


2.高校2年生の保護者様からお嬢様の寮生活・学校生活について


3.学校概要・26年度入試実施要項 関谷先生


4.質疑応答








1878年に全国の白百合学園(全7校)の中で一番最初に建学されたのが函館白百合だそうです。


(東京・九段、岩手・盛岡、宮城・仙台、熊本・八代、神奈川・湘南、神奈川・函嶺)


長女校という表現をされていました。ご存知の方も多いかと思いますが、全国の白百合学園はすべて


同じセーラー服になっています。








中学入試に詳しくない方は


「どうして地方の学校が!?」と思われる方もいるでしょう。


もちろん実際に寮生活で、その学校に通う子もいますが、入試日程上、本命入試の前にお試し受験の形で、慣れるために都内の試験会場で、立地もいい地方入試を受ける受験生が年々増えてきていますし、


地方の学校の首都圏入試への進出も多くなってきていますね。






○平成25年度入試(1/8 午後実施)


・志望者数 665名


・受験者数 662名


・合格者数 515名






 やはり24年度からそれまで千葉をメイン会場にしていたのを八重洲に会場を変更したため、やはり2年連続で入試の規模感覚が大きく変わってきています。実際、中堅レベルの女子の事前受験校的な要素が強かった学校ですが、埼玉難関女子の入試を前に御三家レベルを目指す上位生も多く受験するようになっています。






(アンケートより)


2/1受験校 


フェリス 29名・横浜雙葉 32名 


桜蔭 5名・女子学院 16名・雙葉 9名 立教女学院 17名




2/2受験校


湘南白百合 91名・白百合学園(九段) 43名






今年の春の入試では入試の得点情報が各ご家庭に開示されました。当日のテストであまり手ごたえがないまま合格していた受験生はその得点開示により、1月後半からの学習でちょっとした方向修正ができ、2月には第一志望校に合格できました。本来、入試の結果は模試と違って開示されません。合否とは別に詳細が分かるのは、指導する立場としても非常に嬉しい対応です。








○平成26年度首都圏入試


1月8日(水) 14:00~17:30  




※今春実施した首都圏の後期入試は、実施せず。(2月9日の函館で試験あり)




冬期講習に欠席することなく、また埼玉入試の前に受験できる絶妙なタイミングですね。


都内の公立小学校の始業式とぶつかる関係からか昨年度から午後入試としてスタートしています。


ただ昨年度の八重洲も一昨年同様、多くの塾関係者の応援する姿があり、本番入試の緊張感は感じられていたと思います。






会場についてはまだ調整中のようですが、11月の説明会は実際の入試会場で行うそうです。






 ちなみに本校での入試は下記の通りです


10月13日  オープン模試※2科目で6割程度がAO入試の基準となるそうです


11月17日  AO入試【保護者同伴面接】


12月 8日 前期入試


 2月 9日 後期入試


 




○学校の様子


 平成9年に中学募集を再開。この春、11期生が卒業。


 


 H25年のクラス体制


1年 36名(2クラス)、2年 32名、 3年 29名


(2,3年生も英語・数学については2クラスで授業を実施。)




中学生 97名 高校生 354名で中学生の約半数の40名は寮生だそうです。






○寮生活について


中学生が生活するマリア寮は、1部屋3~4名で1~3年生の縦割りになります。


自主自立、上下関係など、寮生活だからこそ学べることが多いですね。


もちろん年頃の女の子たちですので、難しいこともあるでしょうが、部屋割を年に3回変えるなど、工夫がされています。寮には毎日義務学習の時間として2時間確保されているので、学習習慣についても安心というお話でした。


学校の森にはキタキツネの親子が住みついているそうです目


自然豊かな環境なんですね。






 学校の様子はほぼ毎日更新されるSPだよりにて保護者の方は知ることができ、離れていても子どもとの距離は近いと現役の保護者の方はおっしゃっていました。また首都圏から寮に入っている生徒は約50名だそうで、その保護者のみなさんの会もあり、保護者間での情報交換や交流もされているとのお話でした。中学から遠くに出すことは、ご家庭としても大きな決断でしょう。そのような中、先輩保護者の方からのアドバイスは非常にありがたいですね。






○学習について


授業だけでなく、さまざまな補習体制(無料)をとっているそうです。


①夏休み・冬休みの講習 3~5日(国数英)


②定期試験1週間前の学習会


③定期試験後の再試験




また7月よりe-learning教材の「すらら」2012年度 日本e-learning大賞 文部科学大臣賞受賞)を導入し、さらに生徒の自宅学習をサポートしてくれるそうです)




また高校生については夜20時まで先生たちが学校で補習体制を整えてくれているそうです。






空と海





「地方の学校の寮生活っていくらくらいするの???」


というお声が聞こえてきそうです。




初年度の費用としては、首都圏の女子校が100~126万円で、函館白百合は約124万円。月々の寮費が5万円台後半ですが、首都圏に比べ、地方の私立は全体的に学費がだいぶお安くなっているようです。詳しい学費はまだ時期が早いので発表されていませんが、7月の説明会でご確認ください。


ちなみに寮は学校内にあり、33歩で校舎だそうです。つまり通学時間は1分未満。


もちろん交通費はかかりませんね(笑)






7月7日には関東地区の保護者の方に向けて説明会があります。


首都圏入試、そして学校生活・寮生活についても詳しくお話が聞ける機会だと思いますのでご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。