今回は赤坂の山脇学園です。
伝統のお嬢様学校というイメージですが、
“山脇ルネサンス”という大改革の真っ最中。
久しぶりにお邪魔した山脇はとても新鮮な印象でした![]()
説明会は校舎工事中ということで、もともと短大があった建物の広めの教室で行われました。 併設の短大が2009年に新入生の募集をやめ、昨年、その校舎を改装工事し、“ルネサンス”の試みをハード面から打ち出し。
①学校長挨拶
学校長 折原 修先生
②入試広報からみた山脇ルネサンスのあゆみ
入試広報室 西川 史子先生
③山脇ルネサンスにより日々進化を遂げる教育活動
進路学習指導部 永利 洋介先生
④25年度入試結果と26年度入試
入試広報室・教務主任 加藤 秀爾先生
説明会会場の入り口手前には、山脇ルネサンスの目玉の一つである
“イングリッシュアイランド(EI)”。
外国留学と同じような環境で、英語を能動的に学ぶ施設だそうです。
一瞬、テーマパークかなにかに迷い込んだかのよう。
ゲートをくぐると、エントランスの周りには、学校・レストラン・フラワーショップ・BK・シアターなど、イギリスの街並みをイメージした光景が広がります。昨年秋に訪れた韓国のEnglishVillageとかぶりました。(キッザニアの英語版というとイメージしやすいかしら?)
子どもたちのテンションがあがりますよね![]()
パスポートも存在し、何回EIに出入りしたか記録も残したりしているようです。
さて、説明会ですが全体的に安心感・安定感のもと進められていたように感じました。通常90分の説明会で内容盛り沢山の学校が多い中、60分にコンパクトに、かつシンプルにまとまっていました。
校長先生をはじめ、先生方がみなさんおっしゃっていたのが、2009年度から動き出した学校改革が、ようやく形として表れだしたのがこの春だそうです。
この春の進学実績には驚き。
○大学合格実績【定員240名】
東京外語大 1名・横浜国立大 1名・千葉大 1名・埼玉大 1名
(国公立 現役 合計13名)
早稲田 25名・慶応 10名・上智 20名・東京理科大 13名
東京女子大 45名・日本女子大 44名 他
(MARCHはいずれも30名レベルで合格しています)
時間割の中に自学自習の時間をとりいれ、能動的に生徒が学習する流れを作っているそうです。また図書室(5万冊蔵書)と併設された自習館は毎日19:00まで自習する高校生でいっぱい。この校舎はレンガづくりで、趣があり、素敵なのですが(節電もあるとは思いますが)少し暗いイメージ。そんな中、自習館の自習スペースはガラス張りで、オレンジと白の配色が鮮やかで、学習意欲も上がってきますね![]()
ルネサンスのもう一つの柱が“サイエンスアイランド”
理系女子の教育です。大学の研究室とのコラボなどもあり、受験生の保護者の間では期待感が高まっているようです。
○2014年度入試について
ここ数年、低迷していた受験者数ですが今春は大幅に伸びています。先にも挙げたように学校改革が少しずつ形となり、受験生の保護者のみなさんに魅力として移り始めたことが要因でしょう。確かな手ごたえを感じている!といった印象をもちました。
2012年度入試 ⇒ 2013年度入試
A入試【定員100名】 応募者数 289名(2.1倍) ⇒ 427名(3.1倍)
B入試【定員100名】 応募者数 595名(2.1倍) ⇒ 804名(3.1倍)
C入試【定員 40名】 応募者数 506名(3.5倍) ⇒ 681名(4.5倍)
劇的に受験者数を増やしている印象です。
説明会が工事中で広い空間でできないため、小さな説明会を重ね、オープン化しながら、うまく学校の魅力が受験生の保護者の方に広がっていたのでしょう。入試日程や手続きの流れの変更等で、受験生の支持を受け、受験者数を増やす学校もありますが、改革の成果、期待感がこれほど影響するのは本当にすばらしいことですね。
この傾向は2014年も続くのではないでしょう。
第1回 2/1(土) 100名 第2回 2/2(日) 100名 第3回 2/4(火)
※ 国語・算数(各50分・各100点) 理科・社会(各30分・各60点)
※ 12月に帰国生入試を実施。(英語・国語・算数)
※ 英検3級を持っている場合は、一般入試においてボーダーにいた場合、考慮あり。
伝統校の安定感・安心感に、様々な新しい取り組みへの期待感が重なり、魅力を増してる山脇。この秋には新校舎も完成し、益々充実した設備が整ってくるようです。制服も伝統を受け継ぐものと今どきのブレザータイプとバリエーションを揃え、女の子の心をくすぐる仕掛け。
都心のど真ん中にある進化しつづける伝統校に興味をお持ちいただいた方は、ぜひ一度説明会にご参加されてみてはいかがでしょうか。
