2012年IgA腎症と診断された、元看護師です。
元疾患や病態で治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。
そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
4月より新しい職場で看護師として働きはじめた私。
昔の看護師のイメージとは違い、今の私の業務内容は、
点滴や注射などの処置は一切せずに、
患者さんが入院する前から、治療をうけて、転院あるいは自宅へ
帰るまでの支援を行うことを担当しています。
デスクワークも多く、昼食は各自のデスクで食べます。
今日、自分のデスクで、家から持参した弁当を食べていたら、
隣で食事をしている看護師長が話しかけてきました。
「いつもお弁当?毎日偉いね」
私が慢性腎臓病のため減塩・低たんぱくの食事にするために
自作の弁当であることを説明すると、
「ウチの夫も若いころからIgA腎症でね、
10年くらい透析していたけど、
父親から腎移植を受けて、今は透析から離脱してるよ」と
話してきました。
急に身近に腎移植を受けた方がいると知り、びっくり!
しかも同じIgA腎症ということで、
急にそのご主人さんの生活に興味深々の私
看護師長さんの話では、移植後ほとんど
食事療法らしきものはしておらず、
昼食は毎日職場の同僚と外食だそうです。
腎移植して10年が過ぎ、だんだんと腎機能が落ちてきて、
もうすぐ再透析になる日も近いとのこと。
腎機能が落ちてくると疲れやすいようで、家ではゴロゴロしているよ」とのこと。
私にも「あまり無理しないでね」と言ってくださいました。
腎不全 治療選択とその実際(2023年版)より引用
新しい免疫抑制剤の登場により、腎移植の成績は大きく向上しています。
腎移植の成績は、生体腎移植で、1年、5年、10年、15年生着率がそれぞれ、
97%、93%、84%、71%となっています。
夫婦間で腎移植をしたご夫婦のブログをよく読ませていただいてます。
移植をうけるまでの準備や検査がとてもたいへんですし、
移植後は、移植腎を大切にして、食事や免疫抑制剤の飲み忘れ対策など
工夫して生活をされています。
腎不全 治療選択とその実際(2023年版)より引用
移植を受けた腎臓を1日でも長く維持させるために、
上記のようなことに気を付けて生活する必要があります。
腎移植の先進地である外国では、30年維持している移植腎もあるそうです。
移植腎とともに人生を全うすることができれば、とても幸せですね。
ではでは。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いいね!やフォロー、コメントをいただき、
いつもありがとうございます。
とても励みになってます。