2012年IgA腎症と診断された、元看護師です。

 

元疾患や病態で治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。 

そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。

 
自己紹介はこちらです 

 

 

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

前回の記事では、2月に受験を控えた「腎臓病療養指導士」受験者の方へ、

私の試験内容のかすかな(笑)記憶や、超おすすめのホテルについて

書きました。

 

 

 

 

 

そもそも「腎臓病療養指導士」ってどんな資格? と思われた方も

いるかと思いますので、少し紹介してみたいと思います。

 

 

腎臓病療養指導士とは

 

 

  資格を取得できるはどんな人?

看護師(保健師)・管理栄養士・薬剤師の3職種です。

 

「腎臓病療養指導士認定のための講習会テキスト2022」より転載

 

上の図のように、各職種においては専門の資格がそれぞれありますが、この「腎臓病療養指導士」は、複数の職種が横断的につながって取得できる資格という点が画期的な資格です。

この3職種がそれぞれの専門性を活かしてチーム医療の核となり、他の職種とも連携して

包括的なケアを目指すことを目的としています。

 

 

  いつ頃からできた資格? 

2016年より(一社)日本腎臓学会が主体となり、看護師・管理栄養士・薬剤師それぞれの

学会と合同委員会を立ち上げ。

2017年度に募集を開始し、2018年4月に734名が初認定。

2018年度以降は運営主体が(NPO法人)日本腎臓病協会へ移行された。

毎年2月に試験があり、4月に認定される。第7回試験が2024年2月実施の予定。

 

2023年2月に第6回の試験の結果、有資格者1,930名で、

職種の内訳は看護師1,084名(56%)、薬剤師498名(26%)、菅理栄養士342名(18%)となっている。(第16回日本CKDチーム医療研究会資料より引用)

 

まだまだ新しい資格なのですニコニコ

 

 

 

  勤務先はどんなところ?

一番多いのは、やはり病院・診療所。調剤薬局の薬剤師さんも多いです。

役所に勤務している公務員や医療機器・医薬品の会社が勤務先の方もいます。

 

 

 

  通院先にはいるのかな?

医療機関によっては、「腎臓病療養指導士〇名」とHPなどに記載し、

患者のサポートに力を入れていることをPRしているところもあります。

私の住んでいる地域では、残念ながらそのような医療機関は今のところありません・・・。誰か私を雇用してください(笑)。

 

皆さんの通院している医療機関にも、この資格を持った方がいるかも?。

「いましたよ~」って方がおられましたら、またその様子など教えてくださいね。

 

 

 

 

  これからのCKDチーム医療

「腎臓病療養指導士認定のための講習会テキスト2022」より転載

 

 

このように、「チーム医療」とは医療機関内の連携を指すのではなく、行政、患者会、など

さまざまなところと連携し、地域全体で取り組むことが目標となっています。

この連携により、CKD患者を早期発見、早期治療につなげて重症化予防に取り組むことを

目指しています。

 

 

 

 

 

今日は腎臓病療養指導士について、簡単に説明してみました。

対象となる3職種の方で興味を持たれた方がいましたら、参考にしてください。

 

腎臓病療養指導士制度(NPO法人日本腎臓病協会)

 

 

2月に受験予定の方は、お正月休みに受験勉強に追い込みをかける予定の方もいるのではないでしょうか。日々のお仕事たいへんと思いますが、がんばってくださいね。

 

 

 

ではでは。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

いいね!やフォロー、コメントをいただき、

いつもありがとうございます。

とても励みになってますラブ