2012年IgA腎症と診断された、元看護師です。

 

元疾患や病態で治療や食事療法の内容が大きく異なる慢性腎臓病は、とてもややこしい。 

そんな腎臓病について少しでも役に立つような情報を腎臓病患者の皆さんと共有したくて、2023年「腎臓病療養指導士」の資格を取得しました。

 
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前回の記事、多くの方にアクセスしていただきました。

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”クレアチニン”の数値が高い=腎機能が低下 というのは

わかっているけど、「そもそもクレアチニンって何?」と

思ってる方が多いのかなと感じました。

 

 

 

今回は、

「食事で摂取したたんぱく質を体内で燃やしてエネルギーなるとき、

その老廃物(燃えカス)として発生する尿素窒素(BUN)

できるだけ少なくする方法」 についてです。

 

結論から言うと、

「アミノ酸スコアの高い食品をできるだけ取り入れる」です。

 

アミノ酸スコアって何なん?

 

 

 

※いずれも、広島臨床栄養研究会作成の資料をお借りしました。

 

 

例えば、うどん生はアミノ酸スコアが41。かなり低いです。

このうどん生を食べて、たんぱく質を25g摂取した時、

アミノ酸スコア41、つまり25gの41%の約10gのたんぱく質しか

体をつくることに使われず、残りの15gはエネルギー産生に使われて

老廃物(燃えカス)=尿素窒素(BUN)が発生することになります。

 

そのため、この燃えカス=尿素窒素(BUN)の産生を抑えるためには、

アミノ酸スコア”100”の「動物性たんぱく質」「大豆製品」を

上手に摂ることが重要となります。

 

でも、ひとつひとつの食材の「アミノ酸スコア」を考えながら

食事するなんて、そんなん無理ですよねびっくり

 

ここで、登場するのが

動たん比

1日に摂取するすべてのたんぱく質と動物性たんぱく質の比を

動物性たんぱく質比、略して「動たん比」と呼びます。

この動たん比を60にすることが、アミノ酸スコアが90以上になる

目安です。

 

つまり、食事で摂取したたんぱく質が、体内で効率よく、体をつくるために

使われることになります。

 

 

食事療法の指示を受けている方は、ぜひ「アミノ酸スコア」「動たん比60」にも

注目してくださいね。

 

 

ではでは。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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