
インターミッションを挟み第二部です。
LA POEM SYMPHONY : ALIVE in Busan今回のSymphonyコンのメインは何と言ってもこの第二部です。
ここからはメディアやライブ放送で語られたアルバム製作に関するお話等も含めながらレビューを書いていきます。
1年9か月ぶりに発売されたアルバム「Alive」に収録されている"Alive"からスタートした第二部は冒頭から大変な盛り上がりを見せました。
アップテンポなビートに加え全体的に高音の多いこの曲が体力的に負担のかかる歌であることは間違いなく・・我らのバリトン・ミンソンさんは「人生で一番たくさん高音を歌っています」とコメントするほど(ギフンさんが不在の関係でバリトンのミンソンさんがテナー音域までカバーする現実・・)。韓国の人にとってもこの曲は容易く歌えるものではないようで、「歌えない!」という方もいれば「音程をさげれば・・」という方もいらっしゃいました。
ちなみにこの歌には「応援法」がありまして途中途中で観客が合いの手を入れるのですが、これが難しい。難曲にもかかわらずこの応援法が公開されたのはコンサートのわずか2,3日前という、なんでもっと早く公開してくれへんねんとツッコまずにはいられないスケ感でした(そもそもこのコンサートの日程自体知らされたのがコンサートの1か月前で海外組にはめちゃくちゃしんどかったんですよ・・・)。
自分なりに最大限練習していったにもかかわらず笑、応援法は完璧にはできませんでしたが、会場で直接聴くこの"Alive"はもうとにかくかっこよくてかっこよくて、オケも歌も最高にかっこよくてこんな難曲をさらっと歌い上げてしまうメンバーたちを見ていると、曲のビートと相まって自分の気分も高まり私も本当に限界を超えられえそうな気がしてくるような感じでした。
続いては라포엠(LA POEM)の1stアルバム<SCENE#1>に収録されている中から"초우"。とても感性的な曲で、メンバーたちのハーモニーが美しく表現される曲です。新曲を公開する場でも、このように昔の歌も合わせて聞かせてくれるのはファンとしては嬉しいですね。
라포엠(LA POEM)というチームは全員が声楽家なこともあり、韓国語のみならず英語やイタリア語等もこなせるという特徴があるのですが、今回のアルバム「Aliive」ではスペイン語にまで挑戦しました。それが3曲目に歌われた「Este amor」になります。この歌の完成形しか知らない私には想像もつかないのですが、この歌は当初は英語かつR&B調の曲だったそうです。それを歌詞の情緒に最も合うと感じたスペイン語に変え、スペイン語での録音にも挑戦したという(録音には過去最長の時間がかかったそうです)、メンバーたちの声楽家としてのこだわりが強く感じられる1曲です。
コンサートの前までは少し単調な印象があった曲なのですが、実際会場で聴くとこの歌にはフルオケがとってもよく似合う・・・!フルオケによって曲の中に秘められていた美しさが花開いたような印象で、会場中がそんなお花たちに満たされたような空間となりました。
ちなみにスペイン語の発音にもこだわるメンバーたち、曲中に出てくる「corazón」という単語(意味:「心臓」)について、チェフンさんは「z」の音をスペイン人と同じ「th」で発音し、ソンフンさんとミンソンさんは「s」で発音するという違いがあるそうです。こんな細かな違い、当然話を聞くまで分かっていませんでしたし、会場でソンフンさんから話を聞いた時も正直言って驚きのあまり笑いしか出ませんでした・・。失礼・・・・。
因みに上述したミンソンさんのテナー能力についてはこの曲においても如何なく発揮されており、アルバム発売日に初めてこの歌を聴いた時は長年ファンのわたくしでも「あれ、今の声ってチェフンさんかミンソンさんかどっちだろ・・」となった部分すらあります。ミンソンさん、あなたは今や立派なテナーですらあるよ!
今回のアルバム「Alive」において個人的にとても好きな歌が、続いて歌われた"살리라"です。
これは안예은(アン・イェウン)さんが2年前に作ってくださった曲だそうです。明確なコンセプトを持つ曲ということもあり、デジタルシングルとして出すかこのようなアルバムに含めるか長い間悩んだ末に今回発表となったとのことでした。안예은(アン・イェウン)さんの曲は概念が少し難しい時もあり、「理解する」というよりは「感じる」方がしっくりくることもあります。そんな彼女の曲を「こんなにもうまく歌える歌手は他にいないと思う」とは김이나(キム・イナ)さんのお言葉でして、私はメンバーたちに対する最大の賞賛だと考えております。
アルバム1曲目に収録されている"Alive"もこの曲もそうなのですが、どちらも力強いナンバーでして聴いていると「つべこべ言わずにひたすら前だけを向いてただただ生きていけ!」と言われているような気分になります。常に新しいことに挑戦し続け高みを目指す라포엠(LA POEM)というチームですから、このような歌には非常に説得力が感じられるのです。
この曲においてはボーカルの豊かさもさることながら、楽器のサウンドの豊かさを表現することにも重点を置いたとのことでして、原曲ではオルガンやハープシコード、管玄楽器がハーモニーを奏でながらも各楽器の音色を損なうことなくその魅力が十分に引き出されており、それぞれが非常に重要な役割を担っております。そんな曲を贅沢にもフルオケで聴くことのできた今回、めっちゃくちゃ、最高にかっこいい1曲でした!!バリバリに唸るトロンボーンが非常に曲に合っていましたし、原曲にはないパーカッションが曲の山場をさらに盛り上げてもくれ、歌い終わった時の客席のテンションと言ったら歓声が会場中に響き渡りましたし、もちろん私も声の限り叫んだほどです。聴き終わった時の爽快感は、ぜひ会場で体感していただきたい1曲です。
ぼちぼち中盤に差し掛かった来たここで披露されたのは、私が約6年という時を経てようやく聴くことのできた"샤이닝"(Shining)です。
Phantom Singer3決勝戦では4曲歌われましたが、どの曲が一番好きかと聞かれたら私は迷うことなくこの"샤이닝"を選びます。ということは6年前にもこちらで書いているのですが、この曲をようやく会場で聴くことがきました・・・!!私が今まで最もたくさん聴いた"샤이닝"は、もちろんPhantom Singer3決勝戦バージョンなのですが、この時はチェフンさんが感極まって特にソロの部分で声が詰まってしまってるんです。私にとってのこの曲は、その詰まった感じが最早デフォルトになってしまっていたのですが、今回聴いた"샤이닝"はチェフンさんの声がとっても元気で(当然です)笑、もう6年前とは違うんだな、と実感しました。ただ、拭いきれない不安と一縷の望み、誰しもが内に持つであろうこの感情を라포엠(LA POEM)という美しいハーモニーで聴いた時の感動は6年経っても色褪せることなく自分の心の中にしっかりと刻まれておりました。今回は残念ながらギフンさんが不在でしたが、私が次にまたこの曲を聴けるときは必ず4人でのハーモニーであることを信じています。
"샤이닝"からはしばらくカバー曲が続いたあと(昨年秋にドバイから帰国する際、飛行機が9時間遅延したせいで映画祭の祝賀舞台へ出演するためそのリハに仁川空港から直行した話などを挟みながら)、再び라포엠(LA POEM)のオリジナル曲に戻ります。1stアルバム<SCENE#1>のタイトル曲"눈부신 밤"(眩しい夜)は、やはりメンバーにとってもファンにとっても特別な1曲でして、今回のように単コン等で定期的に歌ってくれます。なんなら、単コンにおいてアンコールを待つ間にファンの方から自主的に歌っちゃったりもします笑。
続くは今回のアルバム「Alive」より"오랜 약속"
アルバム中唯一のバラード曲です。しかしこれも当初はR&B調の曲だったそうで・・・それを라포엠(LA POEM)というチームカラーに合うように編曲したとのことです。またこの曲を作ってもらうにあたり、라포엠(LA POEM)のこれまでの活動歴等を丁寧に作詞家さんに説明し、どのようなチームなのか理解を深めてもらった上で作られた1曲だそうでして、これぞ라포엠(LA POEM)と라뷰(LA VIEW)のための曲ではないか、と思えます。
(今ブログ書きながら実感していますが、1曲1曲に対するこだわりがすごすぎます・・・)
人生にはスポットライトばかりではなく暗闇もあるけれども、スポットライトを浴びながら飛び出していこうという意味も持つ歌であるとチェフンさんがお話されました。今回のアルバムはどの曲も前向きに生きていこうと思わせてくれるものばかりなので、曲を聴いていると知らず知らずのうちに自分も下ではなくちょっと上を向いていることが多いようです。
ここで再び1stアルバム<SCENE#1>の収録曲"Fantasy"を挟んでからは、日本でも有名な"You Raise Me Up"
JTBCドラマのMVでも라포엠(LA POEM)の"You Raise Me Up"が使われました。この曲を歌う前に「今日は会場に来てくださったファンの皆さんから僕たちが(この曲によって)癒されます」とコメントしたのが良かったのか悪かったのか笑、泣き虫ソンフンさんは終盤で泣いて歌えなくなってしまいました・・。後日談でソンフンさんがチェフンさんに対して「兄さんも泣きそうになってたでしょう!知ってるんだから!」と言うと、最初は否定していたチェフンさんも最後には「ばれてたか」と認める一幕があり笑、もうお互いの目を見るだけで考えが分かるというメンバーたち、嘘はつけないようです。
そしてとうとう最後の曲、今回のアルバムタイトル曲である「Meant to be」です。
Phantom Singer3よりお世話になった김이나(キム・イナ)さんが、今回初めて라포엠(LA POEM)のアルバム製作に携わってくださいました。1つ1つの歌詞が持つ意味や感情を細部に渡り丁寧に説明してくさったとのことで、メンバーたちもそれに応えるべく、その意味や感情を伝えてくれたとおりに表現できているか何回も何回も確認を重ねながら録音を繰り返したそうです。
今回のアルバム発売にあたっては音楽番組への出演等の活動が라포엠(LA POEM)史上最も活発に行われました。生放送番組への出演が決まっていたところ、事前収録が行われた回もあり、真夜中・早朝から現場に駆け付けたメンバーたち、ファンの皆さんは本当に大変な苦労をされたと思います。コンサートの時など、いつもはファンが用意するコーヒーカーを事前収録の時はチームが用意してくれ、ファンの方たちは真夜中の寒い待機時間をそのおかげで楽しめたりもしたようで、お互いの思いやりが温かいなあと思いながらわたくしは遠くからただただ応援しておりました。機会があれば事前収録なんかも一度参加してみたいとは思いますが、通常の番組収録でもタイミング的に行くのが難しいのでまあこれは夢のまた夢かな笑。
ミンソンさんは今回、アルバム発売からの過密スケジュールもあり、思わず「体力的にきついですね」と本心が出るほどの公演でした。
よくぞ3週間のメディア出演、イベント、公演すべて無事に駆け抜けてくれました。たくさんの素敵な姿を見せてくれたことにファンとして感謝しかありません。しばらくはゆっくりとした時間を過ごしてもらって、次はまた夏のララコンで会えたらいいなあと思っております。
第二部セトリ
9 Alive 詞:김수지 / 曲:Sam Carter(MonoTree),PIT300(BADX),Mattt(BADX)
10 초우 詞:박춘석 / 曲:박춘석
11 Este amor 詞:Jose Manuel Moles / 曲:Jose Manuel Moles,Filo Ebid
12 살리라 詞:안예은 / 曲:안예은
13 샤이닝 詞:김윤아 / 曲:김윤아
14 Skyfall 詞:Adele Adkins / 曲:Adele Adkins,Paul Epworth
15 안개 詞:박현 / 曲:이봉조
16 고추잠자리 詞:김순곤 / 曲:조용필
17 눈부신 밤 詞:최하나,CLEF CREW / 曲:이상준,차길완
18 오랜 약속 詞:신재평 / 曲:Joseph K,AFTERSHOK,Frankie Day
19Fantasy 詞:Verdine Adams White,Maurice White,Eddie Del Barrio / 曲:Verdine Adams White,Maurice White,Eddie Del Barrio
20 You Raise Me Up 詞:Brendan Graham / 曲:Rolf Lovland
21 Meant to Be 詞:김이나 / 曲:럭키클로버
