Time fies. | On the White Line.

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リハビリ中WWA作成者の日記。映像は引退。


「こういう雨の日のあとに夏はやってくるんだよ」
と、ニュースに映し出される都内の大雨を見ながら母は言っていたのを、
今朝の陽射しを見て、思い出しました。
流石、農家の娘。といったところでしょうか。
夏の到来でございます。
ああ旅に出たい。

さて、今回は久々に日記っぽく書いてみましょうかね。

6/18日の週は、「これこそ梅雨!」といった様相の天気でした。
じっとりとした空気、はっきりとしない曇り空。
そして、ぐったりとした当方。
編集を終えて次の日は20時間近く、その次の日もなんか悪寒があって15時間ばかり、床にふしてました。
おお、絵に描いたような完全なる燃え尽き症候群。
睡眠といえば、いままで不眠症が酷く朝4時にしか眠れなかった当方だったのですが、編集を終えてからすっかり1時には寝れるようになり、なんかひどくわかりやすく、失笑でした。

その週の末はサークルのイベントと、別件業務の遂行にあたってました。
業務が朝早かったので、半年ぶりくらいに午前6時起床。
いままでほぼ毎日8時以降に起床してたので、この時間の空気は清々しく思え、たまの早起きも良いものだと実感致しました。
体調もバカみたいに寝たおかげで、ひどくらくでした。

ただ、業務はあんまし上手くいかず(-。-;
先輩と担当者に超フォローされながらの遂行だったので、自分の力のなさを実感致しました。
慢心は成長の妨げ。日々謙虚に勉強でございます。

このサークルのイベントですが、一つしたの代の主体となるイベントで、よくおせっかいを下にやいている当方としては、なかなかその遂行は感慨深いものがありました。


「あいつが幹事やんのか?!」
と、数週間前、私はそのイベントの打ち上げ飲み会についてのメールを見て、おもわず声をあげてしまいました。
そのあいつとは切っても切れない因縁のある後輩で、とある一年前の事象が頭をもたげました。
そして、あれから一年か。
あいつも成長したものだなあ、と感慨深く思ったのでした。

「先輩ィ!」
「黙れ!寄るな!おれがおまえになにをした!」
「付き合ってくれるって言ったじゃないですか!」
「言ってねえよ!おい、こいつなんとかしろ!」

飲み会で雰囲気に酔ってしまった当時の新入生であった後輩が猛烈におれに絡んできたのです。
なんかその前にこいつになんかの機会で二三適当に対応したのがまずかったようで、なんかもうえらいことになったのでした。

「なに言ってるんですか!もう逃がしませんよ!」
「やめろ!てめえ!勘弁してくれ!
女どうしなんて生産性もあったもんじゃねえ!」
「抵抗しないでください!」
「やめろ!ほんと!ごめんなさい!!勘弁してください!おい、誰か助けろ!」

今まである程度大人しめキャラクターを演じたこともあり、このうろたえ方は仲間内には異質にうつるはずだのに、
みんな面白がって放置プレイしてたのでした。

「先輩ィ先輩イイィ!!」
「みんな無視かよ!東京ってつめたいところだな!!
おい、そこの兄ちゃん助けろ!このバカ引き剥がせ!
同級だろ!」

とりあえず先輩後輩手あたりしだいに声をかけました。
しかし今おもうと、初対面の先輩に急にこのバカ引き剥がせ、と言われたらアレだよなあ、と今更ながらに思います。
一番近くにいたやつが振り返って、え?なんで僕なの?って顔されたもの。

「いや、トイレに逃げればいいんじゃないですか?」
「名案だ!てめえ、どきやがれ!ヒィ!ごめんなさい!」

と、一時的にトイレに逃れ、ほどぼりが覚めた頃にそーっとかえってきたのでした。(また絡まれたけど。

このすったもんだの劇で後輩のほとんどに私の存在を認知されたらしく、いまだに後輩の一人は、「このとき脱がされかけた先輩」としてネタにしてくるほどです。
けど、このときに襲ったやつがなんの因果か私の行くところにいつもいて、私の跡をトレースするように、カメラをかつぎ、脚本と監督をするようになり、そして1年後、幹事をするまでに至ったのでした。

「襲った子といい、そのとき泣きついた子といい、ぜんぶそっからはじまってるんだね」
と、同輩は笑いながら言いました。
笑い事じゃねえよお。と机に突っ伏し涙声で私は反論しました。
このとき泣きついたやつも、なんの因果か偶然にもいろんな役職で同じとなり、なぜか私の作品にもでやがることになるのです。なんという腐れ縁。

「あれから1年。そんなあいつも幹事をするようになるなんてねえ。おねえさん涙でちゃうよ」
「去年大変でしたものね。脱がされかけましたし」
「ええい、余計なことを」
と、このあいだのイベントのあと、今年の飲み会の席で、後輩との対話のなかで私はメガネをとって熱くなる目頭をおさえたのでした。


もうすぐ当方も引退。彼らと一緒に作品を作れる時間ももう本当に少なくなってしまいました。
そう思うと、いささか感慨深いものがあります。

そういうおはなしでした。ちゃんちゃん