夕焼け小焼けの赤とんぼ
負われてみたのはいつの日か
甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり
昔は、わけわかんねー。童謡なんてだせーよ。
なんて小学校のころ思っていましたが、
こう、いま、改めて見てみると、
少ない単語数で書き表された風景は、とても鮮明であり、大変心を打つものがあります。
・・・っていうか、今になってやっと意味が理解できたんだからなんだけどね。
甍っていうのも、方丈記の序段で最近触れたからわかったんだけどね。
それにしても面白いよね文章って。読むだけで風景が浮かび上がるんだよ。
今日、塾の先生からはじめて聞いた話が出てきました。
それは、子供のときの話。
俺はその先生の下、何年も世話になっており、色々な話を聞いてきました。
ボロ車の話、蚤の市の話、学生時代の話、いままで見てきた生徒の話、
死にかけた話、旅行の話、大学の話、悪態、その他もろもろ・・・・
一つ一つのインパクトが強く面白く、一度聞いた話は、その日見つけた新出英単語よりも覚えていました。
けれども、今日のその初めて聞いた話を通じ、オレらに話、一体を伝えたかったのか。
それを理解するには、上記の歌詞のように、まだまだ時間がかかりそうです。
聞いてて涙目になった。バレてなければいいけど。