抗ガン剤が終わって1ヶ月、ほぼ普通に戻りつつあります。指先のしびれがありますが少しずつましになっているし、味覚障害もかなりましになりました。ビールも飲めて、先日京都に行ったときには昼飲みまでしてしまいました。ビールが美味しいのは調子のいい証拠です。というのもつかの間、先週木曜から放射線治療がはじまりました。またビールはお預けです。

先週初めにまず放射線医師の診察があり、たっぷりとリスクの説明をされた後、受けますか?の一言。ここで受けませんといったらどうなるのだろう、と思いつつ、受けます、と一応返事。

副作用として必ず起こるのが皮膚の炎症、私は日焼けに弱いので特になりやすいようです。喉の違和感と嚥下障害、咽頭にも放射線があたるので火傷のような症状になり起こるという説明でした。重篤なリスクは肺炎、これも肺に放射線があたるためということで放射線治療前のレントゲンも撮られました。他にも皮膚の黒ずみもあるようで、看護師さんが、皆さん半年から1年できれいになっていますよ、とフォローしてくれます。硬くなりやすいのでストレッチも必要とのこと。むくみ、倦怠感、眠気もあります、と副作用てんこ盛りの説明でした。人によるので、と付け足されましたがあまりフォローになっていない。黒ずみやむくみは抗がん剤であったところがやっと治まったのに、看護師さんが抗がん剤よりはずっと楽です、とフォローがはいります。リンパ浮腫とは構造が違うのでしばらくすれば治まるとの説明でした。

治療の流れの説明を受け、マークを書かれます。特殊なインクなのかと思いきや、ただの油性ペン、マーカーでした。

他の方のブログを見ていると初日から保湿剤をもらってケアすると書かれていたのですが、看護師は必要になったら保湿剤だすのでそれまでは塗らないで、とのこと。医師が保湿剤あまり出さない主義だ、と看護師がちょっといやそうな顔で言います。病院や医師によってやり方や考え方が違うのでしょう。とにかくマークを消さないことが第一のようです。でも入浴OKなのでよかった。

初回は位置合わせで30分かかり、ずっと腕を上げていたのでしんどくなりました。2日目は15分ほどで終わり。今日は3日目。

腕のだるさと喉の違和感がでてきています。まだまだ先が長い。

 

 

京都文化博物館の特別展「世界遺産 縄文展」に行きました。京都は観光客だらけで行かないようにしていたので久しぶりです。烏丸は朝からインバウンドがとても多い。錦市場は歩けないほどの人だらけ、観光地と化してもう市場としての機能は失っているので用事もなく行く気にもなりません。
文化博物館は少し離れているのでインバウンドはほぼいませんでした。でも展覧会は思ったよりも人が多かった。
北海道と北東北の縄文時代の遺物が展示されています。
まずは土器。縄文土器は躍動感があり造詣も見事です。

そして土偶、東北特有の遮光器土偶が何体も展示されていました。雪のまぶしさでサングラスのようなものを付けていたという説明でした。宇宙人だと思うけど。

動物の土偶も数多くありました。
ととろのような土偶     海獣(何かはわからないよう)

そして国宝の「縄文の女神」ヒップアップの後ろ姿でプロポーション抜群です。

体育座りの土偶

説明もかわいいイラストでわかりやすい。

縄文人は木の実採取や狩猟していただけではなく、遠方と貿易をおこない、保存食を作り、栗や漆の木を植えて里山を作り管理していました。自然を敬い調和しながら生きていた。現代人よりもずっと賢く見習うことが多い。見どころたっぷりの楽しい展覧会でした。

テレビの宣伝でおもしろそうでいつもは洋画しかみない家人も乗ったので久しぶりに映画を見に行きました。

「爆弾」

宣伝に違わずとても面白かった。

 

自販機を破壊し店の主人を殴ったとしてスズキタゴサクと名乗る男が野方署に連行されてきた。取り調べにあたった刑事等々力にスズキは自分には霊感があり10時に秋葉原で爆発がある、と予言し言葉とおり爆発がおきる。スズキはあと3度爆発が起きる、と予言し1時間後に予言通り東京ドームの近くで爆発が起きる。重大事件として取り調べは本庁特殊藩係清宮と類家が担当することになる。世間話のなかに次の爆発のヒントを話すスズキと爆弾の在りかを探り当てようとする清宮と類家の心理戦がはじまる。

 

スズキタゴサク役の佐藤二朗が圧巻の演技でした。この人でないとこの役はできなかったと思うくらいはまっていました。それに対峙する刑事4人もそれぞれ個性ある演技でした。ほとんどが取調室内での会話で、スズキに翻弄されながら冷静さを保とうとする清宮、早々にスズキに取り込まれてしまうタイピング担当の伊勢に対し、ヒントを頼りに爆発現場を特定していく類家は頭がよく警察の上下関係などあまり気にせず我が道を行くタイプで一人スズキと対等に渡り合い真相を見抜いていきます。一方早々に取り調べをはずされた等々力は外での聞き込みで事件の真相に近づきます。この内と外の対比がバランスよく配置され、等々力役の染谷将太の抑えた演技も合っていました。どんどんエスカレートする爆発に思わず息をのみました。最初から最後まで息つく暇もなくハイペースで話がすすんでいきます。それでも細かな説明が省かれているのか、私の理解が追いついていないのか、わからないことや疑問も残りました。でもそんなことは気にならないくらい面白い映画でした。