薬に対する感情 | Thread of Happiness 〜shiawase no ito〜

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膠原病、難病である強皮症であり、主症状は慢性偽性腸閉塞。
療養生活でも、闘病しない、難病を持っていても工夫次第で生き方は選べる。

今回入院前の手続き中


手術をするということで


血液を固まりにくくする薬を飲んでないかと


確認のため一覧表をもらった。




その中に


もう飲んでないけど


病気になってわりとすぐから


5年位は飲んでたのかなぁ


アンプラーグという薬があった。




それを見て




懐かしいー照れ




って思ったんだよね。




薬に懐かしいって


しみじみ感を持つことなんてないよね爆笑




でも


なんの病気かまだわからないというか


膠原病の疑いではあるけど


今は診断できる状態にないというときに


出た薬。


普通の内科に通ってて


研修医終えたばかりだったかな


若い先生にみてもらってて


若いけど


研修医でお世話になってた病院の


膠原病科の先生に


診察の途中に電話して聞いてくれたり


とっても丁寧な診察をする先生に


出してもらった薬で




だるくてだるくてどうしようもなかったけど


そのお薬で万全ではないけど


結構楽になって


とか


そんな思い出がよみがえる。




点滴生活になる頃までだったのかなぁ


あの頃までは飲んでた気がする薬。




それを


思い出すわけじゃなかったけど


ほんとに


大げさじゃなく四六時中


今日の体調


これからの不安


何か打開策あるんじゃないか


そんなことばかり考えてた頃だから


薬も意識しながら飲んでたし




感覚としての記憶が


蘇るんだろうね。




そして


それと同時に


その頃を懐かしいと思うくらい


病気との付き合い方や向き合い方も


違うっていうことなんだろうな。






他にも薬というと


さくぽんの薬。




もうたぶん2年か3年くらい


さくぽんは薬を飲んでいたから


毎晩薬を飲ませるのは日常になっていて。




さくぽんにとっては


意味もわからず飲まされるので


嫌な時間でしかないんだけど


なるべく怖がらないように


母と優しく声をかけながら薬を飲ませて


飲んだあとは


私のお腹の上でブラッシング。


すぐに気持ちは切り替わるみたいで


すぐゴロゴロ〜って喉を鳴らして


しばらくそのまままったり。




それをやってたころは


そんなに思ってなかったけど


さくぽんをあやすやさしーい時間で


実は


私はその時間が大好きだったんだなぁと


あとで気づいた。




飲ませてる間は


やらなきゃいけないこととして


さくぽんがこの時間を


できるだけストレスに思わないようにって


ただ


それだけ心がけてやってたつもりだったんだけどね。




だから


さくぽんの嫌いなお薬だったんだけど


さくぽんがお空に旅立ったあとも


少しの間


お薬を捨てられずにいた。


なんか優しい気持ちになれて。







この袋もね


なんかゆるくてかわいすぎるしラブ




この中には


さくぽんの


ちょっぴりひとかたまりで抜けてた毛が


入れてあるあしあと




お薬って


あんまりいいイメージないし


薬に


懐かしいとか優しいとか


そんな感情持つことなんてないと思うんだけど




薬でも


そこにエピソードがあれば


感情を持つんだなぁと思ったという話でした。