大回り乗車と聞いて、ピンとくる人は鉄道ファンですね。鉄道ファンじゃなくても知っている人もいるかもしれませんが、ごく少数です。
 
そもそも大回り乗車のことを知らない人もいます。というわけで、今回は知らない人でも分かりやすいように大回り乗車について解説していきます。知っている人はこのブログを読んでおさらいしておきましょう(^^)/
 
 
【大回り乗車とは】
大回り乗車とは、大都市近郊区間のみ通用しますが、実際に乗車した距離に関わらず1番安い区間の料金しかかからないという特例です。
 
つまり、大都市近郊区間(東京、大阪、福岡、新潟、仙台)から出なければどれだけ大回りしても最短距離で出発駅から目的駅まで行ったのと同じ料金になります。
 
ただし、絶対守らないといけないのは絶対に同じ駅を2回通ってはいけないということです。それと、改札の外には出られないというルールもあります。要するに途中下車はできないということです。と言っても、駅の中だけであれば下車して散歩することも可能です。あくまで改札を出てはいけないということですからヽ(^0^)ノ
 
同じ駅を通らずに行くということは一筆書きで行けるルートにしなければいけないということです。もし同じ駅を2回通ってしまうとその駅までの運賃を取られ、最悪不正乗車とみなされて増運賃を取られてしまうことがありますので気をつけましょう。
 
【大回り乗車応用編】
大回り乗車のルートを決めるのには何しろ時間と手間がかかります。初心者なら尚更でしょう。上級者ならあっという間に決められるかもしれませんが…(^-^)
 
というわけで、この項ではオススメのルートをいくつか紹介します。
 
【東京近郊区間】
 
 
東京→東神奈川→八王子→川越→大宮→小山→友部→土浦→日暮里→神田(運賃140円)
 
このルートだと東京近郊区間の西側を通っていくことになります。小山駅などは駅ナカが充実していると評判ですが、その他の駅には駅ナカ店舗がないことがありますのでトイレは事前にすませておきましょう。
 
東京→蘇我→安房鴨川→大網→成東→松岸→香取→成田→佐倉→千葉→新日本橋(運賃140円)
 
こちらは房総半島1周のコースです。綺麗な海が見えるため意外と人気です。ただし、駅ナカ店舗が少ないので食料を前もって準備しておくことが大切です。
 
東京は何しろ鉄道路線がたくさんあるためいくらでもコースを考えることができます。それを全部書いていたらキリがないので、東京近郊区間コースは2つだけにしておきましょう。
 
【大阪近郊区間】
 
 
福島(大阪環状線)→天王寺→和歌山→高田→奈良→柘植→草津→京都→大阪(運賃120円)
 
このルートだとほとんどの区間がローカル線というローカル線好きにとってはたまらないルートです。こちらも駅ナカ店舗が全く御座いません。
 
 
天王寺→加茂→柘植→草津→米原→近江塩津→京都→大阪→新今宮(運賃120円)
 
こちらは大阪、京都、奈良、滋賀、三重の関西5県を通るルートです。湖西線や草津線にはまだまだ国鉄型車両が沢山走っています。
 
関西はどちらかというと私鉄の方が発達していて、もちろんJRの路線も多いですが、私鉄の路線がたくさん通っています。私鉄で大回り乗車ができる路線は少ないのでJRだけで大回り乗車をしようとするとコースは限られてくるのではないでしょうか。
 
あと、JR西日本は車両を大切にしていることが特徴です。というのも、東京ではとっくの昔に引退した車両が更新工事こそ行われているもののまだまだ現役で走っています。
 
とはいえ車両の老朽化が進行しているのも事実で、ここ数年でJR西日本は大量の新型車両を投入し、古い車両が大量に置き変わってしまいました。今ではもう1部の路線でしか見ることができません。しかし、大回り乗車を使えばそんな古い電車が走っている路線に行くことも出来ます。
 
少し話がそれてしまったので戻します。
 
【福岡近郊区間】
 
博多→原田→桂川→新飯塚→城野→西小倉→吉塚(運賃160円)
 
基本的に単線の路線ばかりで本数が少ないので乗り過ごすと大変なことになります。ザ・ローカル線ですね💦‬もちろん駅ナカ店舗なんぞございません。
 
福岡近郊区間内で大回り乗車を使用とすると上のルートくらいしかありません。そもそも福岡近郊区間と後述の新潟近郊区間、仙台近郊区間は区間自体が狭いため、あまり大回り乗車には適していないのです。
 
【新潟近郊区間】
 
新潟→新発田→新津→宮内→柏崎→白山(運賃190円)
 
このルートは意外と距離があるため、時間がかかります。ローカル線の独特な雰囲気
を感じられる路線に乗れます。
 
【仙台近郊区間】
 
東福島→小牛田→新庄→福島(運賃190円)
 
駅名だけで見ると短く感じますが、このルートで行こうと思うと結構な時間がかかります。駅ナカ?なにそれおいしいの?
 
 
今まで大回り乗車についてダラダラ述べてきましたが、要約すると大都市近郊区間からでずに同じ駅を二回通らなければ大回り乗車が可能ということですね。というわけで、皆さんもルールを守って電車で遊んでみてください!
 
 
本日もご乗車いただき誠にありがとうございました!
 
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