いま、電磁波に弱いためパソコンができない友人のために、
放射線情報を集めています。
結果出てきたのが、昨日の「可視化」のサイトでした。
もっとも、あれはプリントアウトしてもどうしようもないですが。。。
その彼女は、IAEAと日本の放射線許容量基準に差があるのではないか、
日本は事態を甘く見ているのでは?という疑問を解決したいらしいです。
いろいろ調べてわかってきたのは、どうも日本とIAEA、やり方が違うみたいですねぇ?
日本は落ちてきたものを測り、IAEAは積もっているものを測る。
雪の降り方、積もり方の測定にたとえてみれば、両方の測定では多少誤差はあっても、
似たような結果にならないといけないわけで。
だからギリギリラインの飯館村は「何を信じていいのか」になりますよ。。。
そもそも日本の測定方法は、素人目から見ると、一時的なもののような気がします。
降ってくるものはいずれやみます。「降雪量」だからね。
原発が落ち着けば、「ほら、減りました。やみました。だから大丈夫」ということができる。
結果、避難指示も出さなくて済む。
でもIAEA流に言えば「積雪量」だから、土壌汚染されているか否か、なんです。
空気は風が吹けば薄まるでしょう。
でも土地は?
長い時間がかかります。
農家は地面にはいつくばって仕事をするわけで、土壌汚染は、
人にも野菜にも大きな影響をおよぼします。
そこに住む人にとって、「当面の健康被害はない」にしても、将来の農業被害まで
考えてないってことで。
日本の測定方法は、農家向けでも農産物向けでもなく、サラリーマン向けのような気がして(  ̄ - ̄)
(お役人が自分中心に考えたか?役人は地面にはいつくばらないからねぇ)
でもそこに住んでいる人は、サラリーマンより農家のほうがずっと多いような気がする。
日本の場合、いかに避難させないか。
いかにパニックを起こさず、波風立たせずに終わらせるか。
「帰りたい」という住民の希望を受け容れ易くするために、「降雪量」のデータにしている。
そんなことを重視しているような気がしてきました。
だから「積雪量」のIAEAデータとは相いれないわけで。
どこを探しても、日本とIAEAの放射線許容量の差が、数字データの比較としては
出てきませんでした。
そりゃそうだよねぇ、測り方が違うなら比較にならないよねぇ・・・。
でも長い目で見れば、IAEAの測り方のほうが理にかなっているような気がします。
素人目ですがね。
雪でさえ。
雪でさえもですよ?
春が来て雪がやんでも、完全な雪解けに至るまでは時間がかかります。
立山の雪の壁、思いだしてみて?
人間が足を踏み入れられるほど春になっても、自分の身長を超える雪の壁が
道の横にありますよねぇ?
真夏でも雪渓が残ってます。
春だからもう雪の心配はない・・・っていうのは無理ですね。
降ってはいないけど、積もってはいるでしょ?
特に重い元素はそこにとどまるから。
結局わかったのはここまででした。
彼女の希望のデータは出てこなかったけど、少し、また賢くなった気がします。