先日ブログで述べたように、「家族の関係」について考えてみようと、DVDを借りてきては見るという生活を送っています。
それは家族関係が、受験に与える影響をひしひしと感じているからであります。
『ファミリー・ツリー』、『幸せのキセキ』を見ました。
樺沢先生の本にもあるのですが、この2本に共通する特徴は、今まで子育てをほとんどしてこなかった仕事人間の父親が、子育てをしなければならない状況に追い込まれ、苦労しながらも必死になって子供と向き合い、親子関係を改善していく「父性回復」がテーマとなっています。
(『父親はどこへ消えたか』、表紙の裏側にある面「表2」より引用)
これを見て、「世の中のお父さんは大変だ」と思いました。
例えば、『ファミリー・ツリー』に出てくるジョージ・クルーニー演じるお父さんは弁護士で、仕事ばかりをしてきました。
あることがきっかけで子供の世話をすることになったところ、戸惑うことばかり。
情緒が不安定な10歳の次女と遊んだ記憶は、娘が3歳だったというセリフがあり、それはそれは…と思った次第。
長女もかなり荒れていて、全く言うことを聞きません。
しかし、仕事で成功するのも大変なことです。そこで、家族の中でも、夫やいい父親まで演じるのはなかなかできることではありません。
次の『幸せのキセキ』。
こちらは、14歳の息子が学校を退学になったり、やはり前途多難です。
マット・デイモン演じるお父さんは家族の他にも、仕事のことで破産がちらついたり、大変な時期を過ごすのですが、そこは父親です。
歯を食いしばり、周りの人達と協力し、苦難を乗り越えていく。
いい映画でした。
記事後記
今回の映画は特に「お父さん」に見てもらいたいと思った次第。その理由は、見ていただければわかってもらえるのではないでしょうか。