さて、一つ前の記事にある「セキュリティソフト・ノートン製品説明会-「モバイルデバイス」を守るために」に参加した私たち参加者は、モニターとして一年間この新製品をお試しさせていただけることになりました。デバイス3台までを1年間登録できるというモニターです。これなら私のこの化石のような心も、重い十字架を背負わずにまずは一年使わせていただく事で溶けていくかもしれません。
利用にはノートンのアカウントを作成して、モニターで提供されたセキュリティソフトの登録をしてから、デバイスの登録という段取りです。
現在、私の手元にあるスマホとタブレットをさっそくデバイスを登録しまして、利用をスタートしてみました。

この登録状況はノートンのアカウントにログインすれば、どのデバイスからでもまたPCからでももちろん確認ができますので、今どういう状況なのかがわかりやすいです。
ちなみにこの画像はAndroidスマホのスクショです。
さて、ソフトはOSによって提供する機能に違いがあるとのことはこの一つ前の記事でも書きました。

ということですので、ちょうどそれぞれを持っているのでこの違いを体験することができそうです。
特に、Android機はGooglePlayで提供されているアプリがアップストアのモノよりも信頼性が低いと言われているので、このアプリが悪意のあるモノかそうでないかと機能が付いているというのは本当にありがたいです。
インストールして、最初に起動したときにまっさきにこれがマシン内をチェックしてくれました。

私自身はゲームソフトなど入れていませんので、大丈夫だとは思っていましたが、それでも思い込みの世界だったのでこうやってはっきりと大丈夫って確認してもらえると本当に心強いです。
そして、このアプリのセキュリティという項目で、インストールしているいろいろなアプリの監視もしてくれます。

本当に安心ですね。
そして、これがデバイスの中の情報の管理

さあ、ここからまた私の大きな壁が登場してしまうのです
まず、私はどうも「クラウド」が信用できません。
FacebookやLINEなどにも連絡先を同期させませんし、クラウドサービスにもほとんどデータをアップしません。
使うとしても自分の作業がしやすくなるように、撮影した画像を一時的にアップしておくぐらいですね。
スマホに限らずカメラで撮影したデータは基本はこまめに移動させてPCで管理しているので、例外的にです。
これならいつ何があっても被害は少ないという程度のモノだけをクラウド利用しています。
だけれど、このセキュリティソフトでは、パスワードだけでなく、連絡先やら自分のカード情報まですべてを管理するというのです。そしてそれをクラウド管理もできるという。
えー、それって怖い( ;∀;)
先日の説明会で私が社員の方に質問したことの一つは「御社のクラウドをどこまで信じてイイのでしょうか?」という事。これには「信じていただくしかありませんね」という結論でしたがこの回答は当然のことです。
でも、そんな気持ちになれないのです。まだ、今は。
私が「カード情報なんて、入力するのは恐いー!」って言っていたら、「それを追求してしまうと通販でお買い物ができなくなりますよね?」って言われました。当然です。
化石のような私の心が、天岩戸を閉ざした状態でのこの日の会話でしたが、帰路、これまたいろいろ考えてしまいまして・・・。というのも、仕事でファイル転送サービスはよく使います。これも無料のサービスでいわゆる有名なところを何社か使っていますが、これだって考えてみたらデータの中身をどうされるかわからないわけで、そこが本当に安全なサイトなのか?っていう根拠も「みんなが仕事で使っているから」としかないのですから、前述の「クラウドを信用できない」という私の言葉に矛盾が生じます。
普段、私はPCでもスマホでもタブレットでもグーグルクロームを使っていますが、これもパスワードを勝手に管理してくれている状態になっていて、デバイスが変わってもアカウントでログインして利用している分にはそれがどのデバイスでも利用できるようになっているのです。これもパスワードの管理を無意識のうちに任せてしまっているという事です。しかも安全の根拠なんてまったくないのに。
どうして使っているかというと、Chromeにしておけばデバイスが代わっても情報を共有できるからっていうだけの理由です。それに対しての料金が発生しないので、それを当たり前だと思ってしまっているわけですね、感覚的に。
あれれ?こうやって考えていくと考えるほど、自分の感性の矛盾が見えてきます。
無料で利用しているこれらのサービスのどこに安心・安全が担保されているのか?って言うことについては、まったく基準を置いておりません。なのに、クラウドが信用できないとか言ってる私。
だったらその部分にちゃんと対価を払って、より安全なシステム上で管理して行けばもっと安心なのではないか?という事です。
そんなことで少しずつ自分の中にある問題点が浮かび上がってきたような気がしているのが、今現在の状態です。
なので、まだ、せっかくのこのサービスを使いこなすレベルには到達できておりません。
他にもiOSでの機能であるこの部分

赤丸の部分であるパスワードの生成、管理ですね。
これ、たとえばですね・・・タブレットのスクショですが、パスワードの作成条件をいろいろと変えることでより強固なものができるという事なのですが・・・
こちらが12ケタ

こちらが24ケタ

出来上がったパスワードの文字を見たら、もうお手上げです
これ、自分で手元に書き写すのも大変だし、もちろん記憶などできません。
利用していくとなると、このソフトに頼っていくことになるのですが、先ほどの機能一覧をもう一度みると、

あれ?パスワードの管理はiOSだけみたいですね・・・
というと、これで作ったパスワードでのログインなどについて、AndroidスマホやPCでの作業の際には都度入力ということになるのでしょうか?理解不足?
本当に、もう、この辺りでまだ足踏み状態です。
そんなわけで、せっかくの日本向けのサービスということでの新機能を活かせておりませんが徐々にこの天岩戸を開けていこうと思っています。
今、この10日間ほどでの私自身の進歩は、まず、自分の主張していた理屈がなんの根拠もない思い込みだったことを自分で理解したこと。そしてベースになっている自分の考え方をまず大きく変革させなければ、時代についていけなくなるのだということを認識できたことではないでしょうか?
私のような人間が少しずつ天岩戸から外にでていくことで、被害が減っていくのではないかと、身をもって実感するのは一年後かもしれませんが、しっかりとこのモニター期間を通して必要性を自覚できるように成長していこうと思います。
【おまけ】
実は登録の際にアカウント作成の時点で、わたくしつまずきまして・・・。
何度やっても登録が出来なくて、おかしいな?と思い、ノートンのHPにあるチャットでの問い合わせに聴いてみることにしました。すると対応してくださった方が調べてくださり、すでにアカウントが存在するという事がわかりました。思い返してみると15年くらい前に使っていたPCにプレインストールされていたノートンのウィルス対策ソフトを使っていた時に登録したのをうっすらと思い出しましたが、パスワードはそれこそもう覚えていなくて、ログインできないので、パスワードのリセットをかけてアカウントを再生するところからのスタートになりました。
このチャット形式でのサポート、とても感じが良くて対応が早くて、本当に助かりました。
ぜひ、みなさんも手続きや利用の際に「あれ?」と疑問に思うことがあれば、利用してみるといいですよ。