汐見稔幸先生に、地域子育て支援のお話を聴いてきました♪ | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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 汐見稔幸先生に、地域子育て支援のお話を聴いてきました♪

 

 

こんにちは 三浦真弓です。

 

先日、NHKのEテレにも出演されている

汐見稔幸先生のお話を聴いてきました。

 

愛知県内のホームスタート事業推進を

目指すあいちホームスタートコンソーシアムさんの主催です。

 

地域の子育てが、昭和から現在にかけて

どのように変わってきたのか、と言うお話から。

 

「飛び出すな。○○○は急に止まれない」

 

この○○○に、どんな文字が入るのか?

はい。

「くるま」ですよねぇ。

 

車は急に止まれないから、子どもたち!飛び出すんじゃないよ~

 

 

という言葉だと聞いて、育ってきたんですけど、私。

でも、はじめは

「こども」

だったようですびっくりびっくりびっくり

 

1960年代、子どもたちは普通に道路で遊んでいて

そこに、車が入ってきて

出会い頭の事故が増え

「飛び出すな。子どもは急に止まれない」

 

と、運転手に注意喚起する話だったようですが

じわじわっと

「飛び出すな、車は急に止まれない」

が広がっていったって。

 

それくらい、この国は、子どものことを本気で考えていない!

とのことでした。

(なーんだ。今に始まったことじゃないのか…え!?えー

 

数年前に、長野県で

「公園で遊ぶ子どもの声がうるさい」

ということから、公園の閉鎖が決まった件のお話も。

 

 

道で遊んでいた子どもたちが、

道から追いやられ、

 

街のどこかで遊んでいたけど

その遊び場もなくなり、

 

「ここの公園で遊びましょう」と指定されたのに

その公園からも追い出されるって!!!

 

だれも、街作りで子どものことを考えていません。

って。

そうなるねぇ…

 

ユニセフの、先進・新興国38国に住む子どもの

精神的幸福度調査でも、日本は37位ですってー!

 

いくら、経済的に豊かになってきても

(今は、豊かなんですかね?どうなんだろ)

子どもたちが、幸せを感じられていないってことよね。

 

その理由を探っていくと、

日本列島改造論で、経済が発展していったものの、

子育てが家庭だけに、母だけに、任されるようになったことが

原因ではないかと。

 

地縁、血縁などが人間関係に豊かな影響を与えていた頃には

「子育て支援」

と言う言葉はなかったそうです。

 

なるほどねー。

 

(息子が「お母さんも読む~?」と、仕事に行く前において行ったので

読んでみようかな。なぜに息子はこの本を?!)

 

この後も、

母親が一人で子育てをしていた時代がない話とか

子どもを地域社会に「放牧」した方が良いとか

江戸時代は、野良仕事を終えた父親が子どもと遊んでいた話とか

 

文化と文明の違いや

本音が言える場所の大切さ

 

などのお話がありました。

 

面倒くさくなってざっくりとしか

記録がないのではなくて、

 

ある程度はメモしてきたのですが、

地縁血縁の話くらいから、

「それ、今の子育て中のママたちが望んでいる話かな?」

「血縁は、避けたいママもいるよねぇ」

「地縁、急には作れないよねぇ」

などなど、

 

自分の頭の中が、忙しくなってきたんですよね。

 

 

そして、汐見先生がお話し下さる、

過去における子育てに有効だった出来事を聞くたびに

 

「今の時代が、どれだけ、子育てに不適切になってきているか」

が気になっちゃって。

 

だからこそ、今回の

「ホームスタート事業」

が、これからの子育て支援に役立っていくよね!

という会なんだけど。

 

社会構成のためにも、人口は減少しない方が良いんだけど

産まない人生の選択をしてもよいんだし、

中には、

子どもが欲しいと思っていても、

なかなか恵まれないご家庭もある。

 

生まれてきてくれたのであれば

危なくないように、迷惑をかけないように…と

大人の言うことを聴かせておくのではなくて!

 

公園で走り回って欲しいし

近所の、年齢が違うお友だちたちと力を合わせて

秘密基地を作っちゃうような

そんな自由な遊びもして欲しいね。

 

 

地域とのつながり、地域での見守りについて

どのように進めていくかは

その地域ごと、考えて行く必要がありますね。

 

それぞれ、環境の違いもありますものね。

(経済的な問題もあるでしょうし)

 

子育て支援団体の理事をさせていただいているので

その団体での活動や

 

実際に、自分が住んでいるエリアの

子育て支援についても

できること、したほうがよいことなどを

じっくり、考えて行こうと思います。

 

すてきな会を、ありがとうございました。

 

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