シュタイナー教育のクリスマス☆ | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● シュタイナー教育のクリスマス☆

こんにちは! 三浦真弓です。

先週、シュタイナー教育によるクリスマスのお話を聞いてきました。

子どもたちと、クリスマスを楽しむ!には、すでに子どもたちは、大きくなっています。

でも、シュタイナー教育によるクリスマスのお話は、何度聞いても、とても、素敵なのです。



何が素敵なのかというと、

用意するもの、その考え方が、どれも意味があり、子育てにおいて、大切なことを感じるのです。

日本ですと、一般的には、ハロウィンみたいに、パーっと楽しく盛り上がるクリスマスパーティという印象ですよね。

そうではなくて。

日の出の時刻がどんどん遅くなり、日没が早くなるこの時期に、自分の内側に光を灯す。

それを、体験する行事となっています。



もう、すでにお店では、クリスマスツリーを始め、リースなども販売されています。

各家庭では、リビングなどに、飾るのみ!の準備がされているのでしょうか。

シュタイナー教育のクリスマスでは、

12月25日の入っている週の日曜日から、4週間前の日曜日(今年は12月2日)を第1アドヴェントと言います。

そして、その日から、クリスマスリースのろうそくに光を灯します。

でも、この週は1本だけね。

そして、次の日曜日になったら、2本。

というように増やしていきます。

イエス誕生の日に向けて、世間は暗くなっていきますが、自分の中に取り入れていく光を増やしていくのですね。

思春期・反抗期の子どもたちは、殻に閉じこもる部分があります。

「サナギだから、仕方ない」

のではありますが、それで、ただ、ぼーっとほおっておくのではなく。

子どもたちが、自分のタイミングで、安心して殻から飛び出せるように、飛び出した先に、光を見出せるようにしてあげたいですね。

また、幼稚園に用意されている「季節のテーブル」では、マリアとヨゼフを飾ります。

毎日、一歩、歩いていきます。



「ウヘー。めんどくさっ」

と思われたでしょうか。

こうして、クリスマスの日が来るのを、楽しみに、待つのです。

今の子どもたちは、短気で待てない!なんて、聞いたことありますよね。

もちろん、無駄に、いろいろなことを我慢させる必要はないと思います。

でも、じっくり待つ必要があるものについても、待てないのは残念です。

デジタル的なゲームで遊ぶ場面も増えていますから、ますます、待てないかもしれません。

もしかすると!

親の方も、じっくり、ゆっくり子どもが適切な時間をかけて育つのを待てない。

そんなことはないでしょうか。



私たちの周りの植物を見ても、ゆっくり地面から芽を出すときもあれば、ぐんぐん背丈を伸ばしていくときもあります。

「早く大きくなあれ!」

と思っていても、それぞれのもった、生命力のタイミングで成長していきます。

子どもの持って生まれた、生命力や気質を大切にしながら、温かく見守り育ててくださるシュタイナー教育。

すでに、大きく成長していますが、我が子たちの、日々の基盤になっているなーと思うことが多くあります。

我が子たちが通った、NPO法人うめの森ヴァルドルフこども園で、「子ども園のクリスマス大人の体験講座」があるそうです。

さすがに教育的意義までは、お話があるかどうかわかりませんが、

どんなものかなー?という興味のある方は、お出かけくださいませ。

シュタイナー建築で作られた園の建物に入ることができるのも、素敵だと思います。

「子ども園のクリスマス大人の体験講座」