アレルギー(想像力不足だったり、性格歪んでたかも編) | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● アレルギー(想像力不足だったり、性格歪んでたかも編)

こんにちは! 三浦真弓です。

「アレルギー」と聞くと、何を想いだされますか?

花粉症の方、多いと聴きますよね。

うちの夫も、花粉症らしいです。

最近は、症状が出るのが、軽くなっているようにも思います。

その他には、食べ物アレルギーがあります。

元保健室の先生をしていたとき、年度当初の健康調査で、食べ物アレルギーのある生徒を注意していました。

給食で食べられないものがある場合があります。

給食で食べなければ大丈夫な場合はよいのですが、場合によっては、命に係わる心配のある場合がありました。

そばアレルギーの生徒さんです。

あまり、学校給食にお蕎麦はでないんですけどね。

私は仕事をしだしたころ、宿泊施設の枕は、そば殻が入っているところが多かったです。

そばアレルギーの生徒さんがいたとき、修学旅行の打ち合わせで、食事からおお蕎麦のメニューを外してもらうだけでなく、枕も変えてもらうようお願いしました。

宿に到着して、生徒たちは食事&入浴。

その間に、職員打ち合わせ。

わたし「枕、そば殻なんですよね? そば殻でないものに替えていただけましたか?」

添乗員「はい。そのお子様のお部屋に、1つ、そば殻ではない枕を入れてあります」

え?一つ?

彼のだけでも変えてくれてあればいいのかー。

そんなふうに思って、保健室用に準備されていた部屋で寝ていると、そばアレルギーのある生徒が部屋にやってきました。

「あの部屋、ムリです。ボクの枕だけ、みんなとは違うものに替えてくれてあるけど、みんなが枕を投げて遊んでいるので、ちょっと息がしにくくなってきました」

えええええーーーーー!

それは、ヤバイ。

保健室用の部屋に用意されていた枕も、そば殻のモノでした。

でも、そぉっとおいてあるだけでしたので押し入れの中にしまい、体調不良者用に用意してあった布団に寝かせることにしました。

彼の場合は、早めにそば殻からでる「そば」の物質がほとんど少ない部屋で過ごすことで、それ以上、体調が悪くなることはありませんでした。

彼が早めに自分の体調の変化に気づいてくれて、よかったです。

もし、みんながまくら投げをしているお部屋で先に寝てしまい、みんなが盛り上がっていて彼の体調の変化に気づかなかったら…と思うと、ぞっとしました。

保健室の先生の現場の研修でも、アレルギーのことはたくさん学びました。

子どもの命に係わりますから。

当時の認識では、そば、えび、カニ類は命に係わることがある、でした。

でも、子どもを泊める宿では、そこまでの意識はなかったかもしれません。

修学旅行後に、どうして交換した枕が1つだったのかを、担当してくださった旅行業者さんに確認しました。

お返事は「予算がないため」

今では、ほとんどの枕がそば殻ではないものに替えられているようですが。

旅行業者さんも、宿の人も、非協力的だったわけではありません。

アレルギーの生徒がいると申し出たら、枕を変えてくださいました。

1つだけでしたが。

私も「何が会っても、全部、取り替えてください!」とまでは、強くお願いしていませんでした。

食物アレルギーがあっても、当初は、かゆみがひどい、肌荒れがひどいというような広まり方でしたもの。

もちろん、そういう方が断然多かったでしょうし、かゆみや肌荒れだって、つらかったと思います。

アレルギーが命に関わると言うこと、たくさんの方に知っておいていただきたいことがありました(つづく)