子育ては、母親の「仕事」ではないですよぉ。。。 | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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保健室教諭21年とわが子の子育て経験を活かして、子どもの育て方見守り方をお伝えします。
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● 子育ては、母親の「仕事」ではないですよぉ。。。

こんにちは! 三浦真弓です。

台風一過、秋晴れの名古屋です~。

すっきりしたお天気の一方で、親子関連のニュースを耳にすることが多くて、ちょっともやもやしております。

子育てって、何なのでしょうね???

どうすることなのでしょうね?

私は、子どもを自立できる人に育てることだと思っています。

きっと、それに反対の想いの人は、少ないと思います。

でも「どうやって自立できる人に育てるか」という件になると、いろいろあるんですよね。

幼少時代は、親の想い通りになっていることも多いのでしょうが、思春期・反抗期に入ってくると、親子で意見が対立することも出てきます。

出てきて普通です。

それで、なんだか「やってられない」気分になった生徒が保健室に来て、自分の想いをいろいろ語っておりました。

気になった親子関係はこんなパターン。

親が、これこそは!というレールを引いている場合。

あきらかなレールはひかないけど、親の希望に沿うように持っていこうとしている場合。

自分でよりよく育つと信じて、何も手をかけない場合。


文字で読むと、

「そりゃそうでしょ~」

と思われると思います。

そして、

「ワタクシはやってないし!」

とも、思われていることでしょう。

でも、最近のニュースの「なんじゃそりゃー」という事件の親の立場のコメントを拝見すると、

あぁ、なんか違う気がする…というものが多いのです。

「子どもの素晴らしい成果は、私の子育ての成果」

「せっかくのこの素晴らしい成果を認めて欲しい」

そんなことが感じられるものがちょくちょくあるんですよ。

でも、事件になってますよね?

ってことは、その思考回路が少し違ったのかもって思われませんか?

もし、校内で起きた事件で、私が保健室の先生だったら、そのように保護者の方に質問していると思うなぁ。

このように書くと、子育てで問題があったら、やっぱり親の責任ということですか?と思われるかもしれません。

親の責任ということではなくて、もし、子育ての成果を

「子どもが有名大学に入るとか、早くに素敵な検定資格を取るとか、そういうことで成果をみていて、それが自分の母親としての子育ての成果でもある」

と御思いでしたら、それは違うんじゃないかな~と思いますよ!ということです。

今は、超・有名難関大学を卒業しても、ニートというい人だってたくさんいらっしゃるという報道もありますよね。

お子様を、有名学校に進学させられなかったから母として失格なんてことはないですから。

もし、有名難関学校に進学させることが親として大切であったら、私が最初に赴任した漁村地区では、失格だらけの親ばかりになってしまいます。

中学を卒業して、漁師になる生徒もいましたからね。

でも、彼らは、今は、よき父親、よき漁師として、地域の中心となって活躍しています。

彼らを育てた親や親戚の方々、素晴らしいなと思います。

お子様のために何かをされたいのであれば、お子様をじーっとよく見てあげて欲しいなと思います。

その中で

「わが子がいきいきとするのは、何をしているときかしら?」

「どんなことに興味があるのかしら?」

ということを、見ていてほしいなと思います。

イマドキの育児情報に振り回されずに、素直にお子様を見てくださいね。

今夜20時にお届けのこちらでは、最近のニュースの中から「これは、親の対応としては違うと思うのだ」というのをお届けします。