サナギだと思うっていうのはどうかなー? | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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コーチングの技術を使って、子どもの育て方、見守り方をお伝えしています。

●サナギだと思うっていうのはどうかなー?

こんにちは! 三浦真弓です。

今日は、大阪で「思春期の入り口セミナー」を開催してきます!

楽しみです~♪

思春期・反抗期って、いったいどういうものかなーと改めて考えてみました。

子どもに、思春期や反抗期がなかったら、子育てしやすいのかな?

どうなんだろう?

たとえば、私は子どものころ、農村地区で育ちました。

春から今頃にかけては、キャベツ畑にモンシロチョウがいっぱい飛んでいました。

モンシロチョウって、卵から生まれたときは、アオムシなんですよね。

それが、キャベツの葉っぱを食べて、大きくなっていって、あるとき、サナギになる。

じーっとサナギになっていて、ある日、モンシロチョウになる。

おばあちゃんの畑でできたキャベツには、モンシロチョウの卵がついていることがあって、それを、虫かごにいれて、見ていました。

虫かごのなかのサナギは、そとからみたら、じーっとしていて、生きているのか死んでいるのかわかりません。

でも、ある日、朝起きると、虫かごの中にモンシロチョウが!

たぶん、サナギにならずに、アオムシからいきなりモンシロチョウになったのは、いなかったと思う…

これ、モンシロチョウだと、当たり前じゃん~って思いますよね。


それからしたら、人の成長も、思春期反抗期があるのは、当たり前なんじゃないかなー。

だから、今、思春期・反抗期のお子様を育てながら、毎日大変な思いをされているママたちには、つらい言葉かもしれないけど

「お子様が思春期・反抗期だなーって思えるのなら、それは、お子様の成長としては、正常です!」

ただ…

モンシロチョウのサナギは一言も話さないけど、思春期・反抗期の子どもたちはどうでしょう?

話をしてくれない子どももいれば

「うぜぇ」

「くそばばあー」

「はぁ?」

って、口や態度が大きいサナギくん、サナギちゃんがいますけどねー。

保健室に勤めていたとき、隣の学校まで出かけて行って、大暴れしたサナギ君もいましたが(!)無事、成長したね~。

よかったよかった。

もし、思春期・反抗期のお子様の態度に困ったら、まずは、「サナギだと思ってみると…」って考えてみてくださいね。

大暴れのサナギ君たちの、速攻の解決にはなりませんが、視点が変わることで、すこし、お子様に対する感情がかわりますよー。