初回いきなりほぼ横文字で入ったのですが、ちょっと題字が読み辛かったですかね。まあ、読み易かったとしても今の若い人達はなかなかご存知無いでしょうし、曲を聴いても恐らく馴染みが無いのではと推察するのですが。
この『Hearts』、邦題を『ハート悲しく』と申しまして、歌っているのはマーティ・バリンという人です。1981年リリースといいますから、もうあれから40年経っていると思うと隔世の感ありです。あの前後に洋楽フリークだったという人でもない限り、まあ聞き覚えないかなとは思うのですが、一応全米トップ10入りしてますし、日本のoricon洋楽チャートでは7週連続1位を取ってます。曲のノリ的にはさすがに少し古いけれど、哀愁を帯びた中にもしっとりとした落ち着きの感じられる佳曲です。
マーティ・バリンについて私は寡聞にして何の知識も持ち合わせておらず、長らく『一発屋の伊達男』位にしか思っていなかったのですが(苦笑)、西海岸で一世を風靡したジェファーソン・エアプレインの創立者の一人であり、ロックの殿堂入りもしてるんですね。ただ残念ながら2016年に他界されまして、この記事を書く為色々と下調べしている際に初めてそれを知ったという体たらくでありました。
1981年といえば私は当時17歳で、当然高校に通っておりましたが、かねてよりのBeatles 熱が昂じて邦楽から洋楽へと嗜好のベクトルが変わっていた時期でもあり、毎晩夜更かししては深夜ラジオにしがみついて音楽を聴いておりました。何せ清貧たる母子家庭で、当時住んでいたのは2DKの築うん十年の借家。子供部屋などは無く、2畳程の狭い空きスペースに据え付けられた机に向かっていたのですが、勉強などより専らカセットテープをラジカセにセットして聴いていたものです。この曲も録音して繰り返しヘビロテしてましたが、窓外から飛び込んでくる季節毎の虫の音が、それこそBGMのBGM宜しく私の脳内ではこの曲の背景に今でも懐かしく響いております。
ですので、この曲を聴く度に何故か微かにミンミン蝉や松虫の音などが今でも聞こえてくる気がするのです。
ああ、暑いなぁ。皆様も体調にはくれぐれもお気を付けて。
久しぶりにシリーズとなる記事を買いてみようかと思います。
My music box という題名にする予定。
自分のスマホにも音楽ストリーミング再生する類いのアプリを入れているんですが、そこのプレイリストに入っている曲についてのつらつらを書き殴って参ろうかと。
元より私は評論家ではないので(しかも楽譜さえ読めないそこらの人なのでw)、音楽的なアプローチというよりエッセイの様な毛色になるかと思われます。
自分にとっての負担にならぬ様、余裕のある時に不定期に投稿していくつもりです。
ではまた(^.^)