Intermission 13.
2025年1月某日。 日中の最高気温が34℃前後のブエノスアイレスから、チリの首都、サンティアゴに移動しました。飛行機の中から見た、緑が一切ない黒茶色の、まるで月面のようなアンデス山脈の凄みは今も忘れることができません。 そのアンデス山脈の西側にあるサンティアゴは、ブエノスアイレスよりも2~3℃涼しく感じました。アンデス山脈に囲まれたスモーキーな街という印象が今も強く残っています。 この霧っぽく、また埃っぽい街で、詩人のネルーダさんが躍動され、1970年にはマルクス主義者のアジェンデさんが大統領就任された。しかしインフレやUSAの介入などに悩まされ、最後はピノチェト将軍の軍事クーデターによって大統領官邸が空爆され、そこでアジェンデさんは亡くなった。 その後はクーデターの首謀者であるピノチェトが軍治独裁政権を樹立し、多くの人民を弾圧・抑圧・圧殺するという悪夢が1976年か ら1990年まで17年間も続いた国、それがチリなんだよなぁ、とこの国の歴史を考えながら、30℃超の日影がない道をまたもや1日15㎞も歩きました。 ピノチェトの弾圧によって、非常に多くの方々が亡くなり、行方不明となり、亡命されました。大学生の時に視聴したフランス映画「サンチャゴに雨が降る」が懐かしい。